車のルームランプがつかない・消えない原因は?LED電球交換の注意点やつけっぱなしによるバッテリー上がりについて解説!
自動車のルームランプ(室内灯)がつかない、もしくはルームランプが消えない原因については、様々なことが考えられます。
ルームランプつかない原因については、単に電球切れの場合やスイッチ不良などで修理が必要な場合もあります。
ルームランプがつけっぱなしで消えない場合は、バッテリー上がりの原因になるので、早めに修理が必要になる場合もあります。
今回の記事では、車のルームランプに起こる不具合の原因について解説していきます。
車のルームランプがつかない原因
自動車のルームランプがつかない時には、様々な原因が考えられますが、電球切れで自分で交換できる場合以外は、スイッチや配線不良の可能性があるので、整備工場などで点検を受ける必要があります。
また、バッテリー上がりが原因の場合は、他の車から電気を分けてもらうことで回復しますが、古いバッテリーを使っている場合はバッテリー自体の交換が必要です。
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電球切れ
電球の寿命により、スイッチを入れてもルームランプがつかない場合は、故障ではないので新しい電球に交換するだけで問題は解決です。
電球の交換方法
まずは作業前にルームランプの電源をOFFの状態にし、しばらくして電球の熱が冷めてから作業を開始しましょう。
電球の熱が冷めたら作業開始です。まずは工具(マイナスドライバーなど)でルームランプのカバーを外します。
そして、カバーの中になる古い電球を取り外して新しい電球に交換していきます。
LED電球は極性や向きを間違えて付けてしまうと点灯しないことがあります。
新しい電球に交換したら、一度、電源をONにして点灯することを確認し、その後にルームランプのカバーを元の状態に取り付けましょう。
注意点
車のルームランプの電球は、製造時期によって電球の形状が違うので、自分の車に使用されている電球がどのような形をしているかを確認する必要があります。
電球の種類は、電球(バルブ)の片方の先端を差し込むウェッジタイプや、電球の両端をはめ込むロケット型などがあります。
LED電球に交換する場合は、電球の極性や向きを確認してから交換しましょう。
LED電球に交換すると、純正のルームランプと比べて明るさが変わることがあります。
LEDのルームランプは様々な種類の部品が販売されていて、なかには明るさが調整できるものもあるので、気になる場合は利用してみるのも良いでしょう。
また、作業時に工具の金属部分が配線に触れないように注意しましょう。
マイナスドライバーなど金属が配線に触れるとヒューズが飛ぶ原因になります。
自分の車に合う電球が分からなかったり、LED化などで交換できない場合は、整備工場などのスタッフに相談すると良いでしょう。
スイッチの故障
ルームランプ本体の内部にON/OFFの切り替えを行うスイッチが内臓されています。
このスイッチの接触不良が原因で、車のルームランプがつかないことがあります。
スイッチ部分の部品だけを取り寄せることが可能であれば、スイッチ単体の交換だけで済みますが、部品がない場合は、ルームランプ全体を新しいものと交換になります。
ドアスイッチの故障
ルームランプのスイッチは、ランプ自体のON/OFFの切り替えの他に、ドアの開閉に伴ってルームランプが点灯する機能があります。
車のドアが開いているにもかかわらずルームランプがつかない原因は、接触不良が起こっている可能性があります。
長年、何度もドアの開閉を繰り返すことで、ドアスイッチの内部が外れかかっている場合があります。
ルームランプ本体内部にあるスイッチの接触不良や、それぞれのドアに配置されているスイッチの故障、または配線不良などが考えられます。
ドアスイッチや配線に問題がある場合は、ドアは複数あるので、どのドアとの関連でルームランプがつかないのかを確認する必要があります。
ドアスイッチの故障は、ドアの開閉を頻繁に行う運転手席のドアが最も多い。
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ヒューズ切れ
ルームランプなどの電気機器は、正常に作動するための電気の量が決まっています。
そのため、ヒューズと呼ばれる安全装置を間に配置して、必要以上に電気が流れ込まないようにしています。
大量の電気が電気機器に流れ込んで壊れてしまう前に、ヒューズが切れて身代わりになってくれるのです。
昔のヒューズは寿命のようなものがあり、突然切れることがありましたが、今のヒューズは技術的に進歩しているので、何の原因もなくいきなり切れることはほとんどありません。
ヒューズ切れの原因については様々ことが考えられますが、たとえば、配線作業の時に工具などの金属を配線に触れてしまうことでヒューズ切れが起こります。
その他にも、1つの電源からたくさんの配線を繋いで電気機器を設置すると、ヒューズが飛ぶ原因になります。
昔の車は、はっきりとした原因がなくても、ヒューズの寿命のようなもので、突然ヒューズが切れるということがありました。現在は、ヒューズの新しい種類が登場し、性能も向上したため、何の原因もなく急にヒューズが飛ぶことはほとんどありません…
バッテリー上がり
車の電気機器は、全てバッテリーによって作動しています。
もちろんルームランプもバッテリー上がりが原因でつかないことがあります。
バッテリー上がりの原因は、ヘッドライトの消し忘れや長期間エンジン始動していないなど、様々ことが考えられますが、意外と多いのがルームランプをつけっぱなしにしてバッテリーが上がってしまうというケースです。
夜間であれば、ヘッドライトの消し忘れやルームランプのつけっぱなしは、すぐ気付きやすいのですが、昼間はなかなか気付きにくいものです。
特に、半ドア(車のドアをしっかり閉めていない状態)が原因で、ドアスイッチがONの状態になり、ルームランプがつけっぱなしになることが多い。
車のルームランプが消えない原因
自動車のルームランプが消えない場合は、スイッチや配線などに不具合が起きている可能性があります。
その場合は、整備工場などで点検・修理が必要になります。
スイッチの故障
車のルームランプが消えない原因は様々なことがありますが、真っ先に考えられるのがスイッチの故障です。
ルームランプ本体の内部に組み込まれているスイッチが、ONの状態で固定されている可能性があります。
ドアスイッチの故障
ドアスイッチが故障すると、車のルームランプがつかない状態になることが多いのですが、接触不良の状態によっては、その反対のルームランプが消えない原因になる可能性も考えられます。
ドアを閉めてもルームランプが消えない場合は、ドアスイッチの接触不良や配線に異常がある可能性があります。
ルームランプがつけっぱなしの状態が続くと、やがてバッテリーが上がってしまい、エンジンもかからなくなります。
車のルームランプが消えない場合は、早めに整備工場などで点検・修理を行うようにしましょう。
車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。
いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。
そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。
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