自動車の構造に詳しい方であれば、グローブボックスが車のどこにあるのかすぐに分かると思います。しかし、車のパーツの名称をあまり知らない方にとっては、グローブボックスは聞き慣れない言葉かもしれません。
むしろ、グローブボックスよりもダッシュボードの方が分かりやすいのではないでしょうか。今回は、グローブボックスがある場所と、グローブボックスとダッシュボードの違いについて紹介します。
グローブボックスとは車のどこの部分?
グローブボックスとは、助手席の前方にある収納スペースのことを言います。車種によってグローブボックスの構造は異なりますが、大抵はボックス型の引き出し構造になっていて、中に車検証や小物などを収納することができます。
グローブボックスという名称は、車の点検や修理に使うグローブ(手袋)を収納していたことが由来になっています。
グローブボックスの裏側には、配線が集中しているので、電装系のDIYをやったことのある方は、グローブボックスを取り外した経験があると思います。
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また、エアコンのフィルターもグローブボックスの裏側にあることが多いので、フィルター交換を自分で行った経験がある方も、グローブボックスがどこにあるのか、すぐに分かるのではないでしょうか。
普段の会話で「これをグローブボックスに入れておいて。」とか、「それならグローブボックスに入ってるよ。」とか、このような言い方はしないと思うので、もしかするとグローブボックスという名称を知らない人の方が多いのかもしれません。
グローブボックスとダッシュボードの違い
ダッシュボードとは、エンジンルームと運転席・助手席を隔てている壁のことを言います。フロントガラスの下には、ハンドルやスピードメーター、エアコンなど、様々パーツが組み込まれています。この内装フロントの総称がダッシュボードです。
つまり、助手席の前方にあるグローブボックスは、ダッシュボードに含まれるパーツの1つです。ですから、グローブボックスとダッシュボードの違いは、ダッシュボードは内装フロントの総称で、グローブボックスはその一部ということが言えます。
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助手席の前方になる収納スペースのことを、グローブボックスではなく、ダッシュボードと言う方も少なくありません。たとえば、「これをグローブボックスに入れておいて。」ではなくて、「これをダッシュボードに入れておいて。」と言った方が意味が分かる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ダッシュボードという名称は、馬車のパーツが由来になっています。馬車の前方の足元には、馬が跳ね上げた泥や小石を防ぐためのボードが設置されていました。交通手段が馬車から自動車に変わった現在も、この泥除けボードの名称が残ったと言われています。
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