車のスピードを確認するだけならスピードメーターを見れば事足りますが、エンジン回転数や水温、バッテリー電圧などを確認したい場合は、車にヘッドアップディスプレイ(HUD)を後付けすると便利です。本記事では、おすすめのヘッドアップディスプレイや、スピード表示の誤差を調整する方法について紹介します。
車のヘッドアップディスプレイを後付け
液晶画面のヘッドアップディスプレイ
こちらのカー用品は、OBDモード機能とGPSモード機能が使える後付け用のヘッドアップディスプレイです。GPSの意味は、車に詳しくない方でもご存じだと思いますが、GPSは「Global Positioning System(グローバル・ポジショニング・システム)」の略称で、人工衛星からの電波信号を受信することで車の位置を特定するシステムです。
OBDとは、「On-Board Diagnostics(オン・ボード・ダイアグノシス)」の略称で、車のコンピューター(ECU)に搭載されている自己診断機能のことです。この機能とヘッドアップディスプレイの本体をケーブルで繋ぐことで、車速やエンジン回転数、水温、バッテリー電圧など、様々な車の情報を確認できるようになります。
このヘッドアップディスプレイの後付け方法は、本体と車のOBDポートをケーブルで繋ぐだけです。OBDポートがある位置は車種によって異なりますが、大抵は運転席の足元の周辺にあります。運転席の足元付近にOBDポートのコネクターがあるので、そこに専用のケーブルを差し込んでヘッドアップディスプレイの本体と繋ぎます。
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周辺のパネルを外して内部にケーブルを通すと、配線がスッキリと整理されて見た目が良くなります。この商品にはパネル外し用のヘラが同封されているので、車の構造に詳しい方は自分で後付けすることが可能です。ただし、パネルは車種によってボルトの固定位置が異なるため、パネルの着脱に慣れていない方は、ディーラーや整備工場などに依頼すると良いでしょう。
この商品は10種類のディスプレイインターフェーズからお好みの画面を液晶画面に表示することができます。ヘッドアップディスプレイに表示されるスピードの数値が、車のスピードメーターの数値と誤差がある場合は、「システム設定」で調整することができます。本体の上部にある3つのボタンの真ん中のボタンを2秒以上長押すると「システム設定」の画面になります。そこから「スピード誤差調整」の項目を選び、3つのボタンの左右のボタンを押すことで数値の誤差を調整することができます。
プロジェクター投影のヘッドアップディスプレイ
こちらのカー用品は、プロジェクターで投影するタイプの後付け用ヘッドアップディスプレイです。取り付け方法と機能は、すでに紹介している液晶タイプのヘッドアップディスプレイとほぼ同じなのですが、見た目が近未来的でカッコイイのでおすすめです。
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この商品には、OBDケーブルの他にUSBケーブルも同封されていますが、OBDポートでも電源を確保することができるので、取り付けにはOBDケーブルを使うことを推奨します。
画面の数値はプロジェクターで投影することで表示されるため、昼間よりも周囲が暗い夜間の方が見えやすくなりますが、昼間でも問題なく使えます。
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