ハイグレードな車種の中には、バックモニターに車両の上から見た映像が映る、360度モニター(アラウンドビューモニター,パノラミックビューモニター)が搭載されている車があります。今回は、360度モニターの仕組みについて紹介します。
バックモニターに車の上から見た映像が映る!360度モニターの仕組み
360度モニターの映像は、車両の上から撮影したものではなく、車の前後左右に高性能の広角カメラを搭載し、それによって撮影された複数の映像をリアルタイムで合成処理しています。
車両に搭載されているカメラは、左右のサイドミラーに1つずつ、フロントエンブレムの下に1つ、ナンバープレートの上に1つ、合計4つのカメラがあり、1つのカメラで180度程度の映像を撮影することができるので、複数の映像を合成処理すると車両の上から見たような映像をバックモニターに映すことができるのです。
ギアをバック(R)にシフトチェンジすると、車両の後方の映像と上から見た映像がモニターに映し出されます。360度モニターは、車両の前方や側面も映すことができるので、前方から駐車する時や、カーブの時の内輪差なども、モニターで確認しながら運転することが可能です。
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メリットだらけのアラウンドビューモニターにデメリットはあるの?
車の運転席から目視できる範囲は限られているので、見えない場所を360度モニターがサポートしてくれるのは、運転者にとって大きなメリットですが、360度モニターのデメリットとなるものはあるのでしょうか?
デメリットとして考えられるのは、360度モニターは便利過ぎるがゆえに、モニターばかりで確認してしまい、運転者が自分自身の目で周囲の安全を確認しなくなる可能性があるということです。
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360度モニターの技術は、年々改良されて精度の高いものになっていますが、結局、車の操作を決定するのは人間なのです。
また、360度モニターが搭載されている車両は価格が高いというデメリットもあります。今後、技術が普及していけば、徐々に価格は下がるはずですが、まだまだ標準装備されている車両は少ないというのが現状です。
360度モニター
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