車の虫の死骸の取り方!取れないまま放置するとシミの原因に!?

車の虫の死骸の取り方!取れないまま放置するとシミの原因に!?

夜間走行すると、自動車のフロントバンパーにたくさんの虫の死骸がこびり付いていることはないでしょう。

すぐに洗い落せば、それほど問題はないのですが、虫の死骸が付着したまましばらく放置してしまうと、頑固に貼り付いてなかなか取れないことがあります。

付着した虫の死骸を放っておくと、塗装を浸食してしまうのでシミの原因になります。

今回の記事では、汚れの性質や頑固な汚れを落とすコツなど、車に付いた虫の死骸の取り方について紹介していきます。

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虫の死骸汚れの性質

虫の死骸の主な成分は、タンパク質と油脂です。

油脂の中には、シュウ酸カルシウムや蟻酸、多糖酸など、酸性の成分が含まれています。

虫の種類によってアルカリ性の汚れになる場合もありますが、虫の死骸汚れは酸性のものが多い。

また、虫を食べる鳥の糞も同様に酸性の汚れになります。

虫の死骸や鳥の糞が、長期間、車の塗装に付着していると、塗装が浸食されやがてはシミになる恐れがあります。

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一度シミになってしまうと、除去することは困難なため、汚れを見付けたら早急に取り除くことが重要です。

真夏の炎天下で車の塗装面が高温になると、汚れによる浸食のスピードも早まるので注意が必要です。

虫の死骸汚れは酸性の性質であることが多い、そのため市販されている虫取りクリーナーの成分は弱アルカリ性になっていることが多い。

商品によっては、酵素の力で虫の死骸の成分を分解するタイプもあります。

虫の死骸汚れは、種類や季節によってアルカリ性の場合もあるので、なかなか取れない場合は、虫取りクリーナーの種類を変えてみるのも効果的な取り方と言えます。

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アルカリ性洗浄剤と酸性洗浄剤の違い

アルカリ性洗浄剤と酸性洗浄剤は、落とせる汚れの種類が異なります。

アルカリ性洗浄剤は、油脂やタンパク質、炭水化物などを主成分とした汚れに有効です。

特にアルカリ性洗浄剤は、油脂汚れに対して効果的で、虫や動物、植物の種子などに含まれる油脂を洗浄するのに役立ちます。

アルカリ性洗浄剤は、タンパク質汚れを落とす性質があります。

人間の皮膚はタンパク質でできているので、強力なアルカリ性洗浄剤が皮膚に付くと肌荒れの原因になります。

車の虫の死骸対策には、人体にも塗装にもやさしい弱アルカリ性のクリーナーを使うと良いでしょう。

一方、酸性洗浄剤は、水アカやカルキ汚れを落とすのに有効です。

通常の雨水は弱酸性ですが、水道水によってできたカルキ汚れはアルカリ性です。

また、水分が蒸発した後にアルカリ性の成分が汚れとして残る場合もあります。

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車に付いた虫の死骸の取り方

自動車についた虫の死骸を除去するためには、虫取り専用のクリーナーを使用すると効果的です。

虫取りクリーナーには、界面活性剤などの成分が含まれているため、頑固な汚れもしっかり分解して除去しやくしてくれます。

ここでは、スプレータイプの虫取りクリーナーを使った、車に付いた虫の死骸の取り方紹介していきます。

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1.車体が冷えていることを確認する

虫取りクリーナーを使用する際には、車体が冷えていることを確認し、日陰で作業してください。

走行直後や直射日光などで車体が熱い状態で作業を行うと、虫取りクリーナーが早く乾いてしまうので、シミの原因になります。

車体が熱をもっている時は、しばらく日陰で放置してから清掃作業を開始しましょう。

 

2.軽く水洗いする

虫取りクリーナーを使用する前に、あらかじめ車のボディに水をかけて、大きな汚れを軽く落としておきます。

虫の死骸以外の泥や砂などがついたままでは、汚れを拭き取る時に車のボディに傷をつけてしまうので、事前に除去しておく必要があります。

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3.虫取りクリーナー吹きかけて15~30秒ほど放置する

車に虫の死骸がついている部分に、虫取りクリーナーをムラなく吹きかけます。

それから15~30秒ほど放置して、つけ置きします。

つけ置き時間は商品によって異なります。

また、虫取りクリーナーが乾いてしまうとシミやムラの原因になるので、乾く前に水で洗い流す必要があります。

塗装が劣化している車、およびメッキやゴム、プラスチックなどの素材が劣化している車に使用すると、表面を傷めてしまう恐れがあるので使用しないようにしましょう。

虫取りクリーナーは、コーティングが劣化している車に使うと、コーティングの効果が低下する場合があります。

 

4.スポンジで虫の死骸を洗い落とす

虫取りクリーナーをつけ置きした後に、水で流しながらスポンジを使って虫の死骸を洗い落とします。

スポンジで強く擦り過ぎるとボディを傷付ける恐れがあるので注意が必要です。

 

5.乾いたタオルで拭き取る

十分に水洗いした後に、乾いたタオルで水分を拭き取ります。

虫の死骸が頑固にこびり付いている場合は、3と4を繰り返してください。

最後はしっかり水洗いして虫取りクリーナーが残らないようにしましょう。

作業の後は、手に虫取りクリーナーが残らないようにしっかり手洗いしてください。

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虫取りクリーナーの種類

虫取りクリーナーには、「スプレータイプ」「溶液タイプ」「使い捨てクロスタイプ」など様々な種類があります。

最も一般的なのが、今回の記事で使い方を紹介したスプレータイプの虫取りクリーナーです。

使い捨てクロスタイプは、紙製のクロスに溶剤を染み込ませたもので、汚れが付着した直後で、比較的汚れが落ちやすい時に手軽に使えるので、車内に携帯しておくととても便利です。

なかなか取れない頑固な汚れの取り方

フロントバンパーなどに虫の死骸が付いたまま、しばらく放置してしまうと、頑固にこびり付いてなかなか取れないことがあります。

そんな頑固な汚れの取り方にはちょっとしたコツがあります。

使用するものは、スプレータイプの虫取りクリーナーとティッシュペーパーです。

まずは、虫の死骸がこびり付いた部分に、虫取りクリーナーを吹きかけます。

そこにティッシュペーパーを被せ、さらにその上から虫取りクリーナーを吹きかけます。

虫取りクリーナーが乾かないように時々吹きかけながら、この状態でしばらく放置して、洗浄成分をしっかりと浸透させると、頑固な汚れも落ちやすくなります。

しばらくつけ置きしてから、貼り付いたティッシュペーパーを剥がし、汚れをスポンジで拭き取ります。

これでも汚れが落ちない場合は、再度ティッシュペーパーを被せて虫取りクリーナーを吹きかけ、しばらくつけ置きする作業を繰り返してみるといいでしょう。

通常の取り方では、虫取りクリーナーを吹き付けてからすぐ乾燥してしまうので、汚れにしっかり浸透する前に拭き取らなくてはならない。

ティッシュペーパーを被せることで乾燥を防ぐと、じっくり浸透するだけの時間を作れます。

虫取りクリーナーは乾燥するとシミやムラの原因になるので、最後は乾く前に水で洗い流すようにしましょう。

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