車両の下には、「アンダーカバー」と呼ばれるプラスチック製のカバーがクリップで固定されています。このクリップが破損し、アンダーカバーが外れかけていると、走行中に引きずることになるので注意が必要です。今回は、アンダーカバーが外れた時の原因や、交換費用の目安などを紹介します。
車の下のアンダーカバーが外れた原因
アンダーカバーが外れた時の主な原因は、「クリップの破損」と「経年劣化」が考えられます。
クリップの破損については、段差のある場所に車両を乗り上げてしまって車の下を擦った時に、アンダーカバーを固定しているクリップを破損してしまうことがよくあります。降雪地域では、アンダーカバーの隙間に雪が入り込み、徐々にクリップが緩んで破損してしまうこともあります。
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また、アンダーカバーはプラスチック製品なので、長年使用していると経年劣化します。車種によってはオイル交換をする際に、アンダーカバーを外さないと作業できない構造になっていることもあるので、頻繁にクリップを外していると劣化していきます。
アンダーカバーが外れかけて引きずる時はクリップ交換
車の下になるアンダーカバーは、複数のクリップで固定されています。このクリップの一部が外れかけて、アンダーカバーを引きずりながら走行している状態は、いつ外れるか分からないので非常に危険です。このような場合は、できるだけ早く整備工場などで点検・修理を行いましょう。
アンダーカバーの交換作業は、クリップで止めるだけなので工賃が高くなることはほとんどありません。工賃は500円~1,000円程度が費用の目安になります。
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アンダーカバーが破損してしまい、新しいものと交換する場合は、部品代がかかります。部品代は車種によって異なりますが、カバー本体が5,000~15,000円程度で、クリップは1個100円程度が費用の目安です。
ですから、アンダーカバーを新しいものに交換する場合は、工賃と部品代合わせて、7,000円~17,000程度が費用の目安になります。
アンダーカバー
車に使われているクリップはいくつかの種類があり、種類によって使い方が異なります。クリップの種類についてはこちらの記事をご覧ください。
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