自動車のバッテリー端子に白い粉、または青い粉(緑青)が付着しているのを見掛けたことはありませんか?今回はこの粉の正体について解説してきます。記事の後半では、バッテリー端子の粉吹き対策に使える便利なカー用品も紹介しているので、合わせてご覧ください。
車のバッテリーの白い粉と青い粉(緑青)の原因は?
自動車のバッテリーは、内部に液体が入っています。この液体は無色透明の硫酸で、金属に触れると化学反応を起こします。
車のバッテリーの白い粉と青い粉の原因は、バッテリー液や内部で発生したガスが端子の隙間から漏れ出して、金属パーツに反応することで発生した物質です。
バッテリー液と鉛製のバッテリー端子が反応して、結晶化したものが白い粉です。この白い粉の正体は「硫酸鉛錆(りゅうさんなまり)」です。
バッテリー内で発生したガスと銅製のターミナルが反応して、結晶化したものが青い粉です。この青い粉の正体は緑青(ろくしょう)」です。
Sponsored Links
それでは、なぜバッテリー液や内部で発生したガスが漏れ出すのでしょうか?その主な原因は、バッテリー端子の付け根に使用している部品の熱膨張によるものです。
エンジンルームが温められると、金属部品が熱膨張します。これによりバッテリー端子の付け根にわずか隙間が生じ、そこからバッテリー液やガスが漏れ出してしまうわけです。
バッテリー端子の粉吹き対策にはコレ!
この商品は、リング状の不織布にシリコン系オイルを染み込ませたものです。これをバッテリーターミナルとバッテリー端子の根元の間に挟み込むことで、粉吹き対策になります。
Sponsored Links
すでに述べていますが、バッテリー端子に付着する白い粉や青い粉は、バッテリー液と金属部品の化学反応が原因です。この商品は、バッテリー端子をオイルの染み込んだ不織布でガードすることで、バッテリー端子の粉吹きを防ぐことができます。
ですから、バッテリー端子にグリスを塗っておけば予防できるのですが、この商品の方が長持ちします。リング状の不織布には切り込みが入っているので、テーパー細端子でもテーパー太端子でも使用できます。
Sponsored Links
おすすめの記事
車の内装(天井・ドア)剝がれの補修に使える接着剤!天井張り替えの費用の目安は?
ルーフテントの種類は「テント型」「タワー型」「シェル型」の3つ