車磨きに使用するポリッシャーには、製品によってシングルタイプやダブルタイプなどがあります。それでは、ポリッシャーのシングルとダブルの違いはいったい何なのでしょうか？また、初心者が失敗しにくいのは、シングルとダブルのどっちなのか？今回は、このような疑問について分かりやすく簡単に解説していきます。
ポリッシャーのシングルとダブルの違い
車磨きをするポリッシャーには、「シングルアクションポリシャー」と「ダブルアクションポリッシャー」と「ギヤアクションポリッシャー」の3種類があります。
シングルアクションポリシャーは、名前の通り動きが1つしかないポリシャーで、一方向の回転のみで研磨します。シングルタイプは、他のタイプと比較して最も研磨力があるポリシャーなので、深い傷を磨くのに適してしますが、上手く扱うためにはプロの塗装屋さんのような熟練の技が必要になります。
ダブルアクションポリッシャーは、シングルアクションポリシャーと同じ回転運動に、偏芯運動を加えたポリッシャーです。偏芯とは、回転軸の中心のズレのことです。ダブルアクションポリッシャーでは、意図的にズレを作ることで、回転運動に振動のような動きを加えています。ですから、シングルとダブルの違いは、この偏芯運動の有無ということになります。
回転運動に偏芯運動が加わることで、摩擦力が調整しやすくなり、磨きムラができにくなります。シングルと比べると研磨力は劣りますが、ダブルは仕上げに適したポリッシャーです。
ギヤアクションポリッシャーは、歯車（ギア）のような形を描いた複雑な動きをするポリッシャーです。ギヤアクションポリッシャーは、ダブルよりも研磨力があり複雑な動きをする機種として登場したのですが、最近ではダブルアクションポリッシャーの性能向上によって、ギヤタイプよりもダブルタイプの方が主流になっています。
Sponsored Links
初心者が失敗しにくいのはシングルとダブルのどっち？
シングルアクションポリシャーは、強いトルクで一方向に回転するので、初心者が安易に使う、強い回転で腕がブレてしまいます。研磨力が強いので加減が難しいため、初心者が扱うにはハードルが高過ぎます。
DIYでポリシャーを使ってみたいという程度でしたら、シングルアクションポリシャーではなく、ダブルアクションポリッシャーをおすすめします。ダブルタイプのポリッシャーは、研磨力がそれほど強くはありませんが、その分、削り過ぎて失敗するリスクが少ないです。ポリッシャーのシングルとダブルの違いを理解していれば、ダブルタイプの方が一般的に使いやすいことが分かると思います。
ただし、ダブルタイプでも誤った使い方をすれば、むしろ磨き傷を増やして失敗していまいます。初心者が陥りがちな失敗例は、ポリッシャーを車のボディに傾けて当ててしまうことです。
ポリッシャーを傾けて当てると、摩擦の抵抗で回転が遅くなります。すると、ダブルアクションポリッシャーは一方向の回転運動に加えて、偏芯運動が働いているので、振動でポリッシャーのパッドが車のボディにぶつかって傷が付くことがよくあります。
ポリッシャーを扱う際には、車のボディと平行に当てることが基本です。事前にポリッシャーのパッドにマジックペンなどで目印を付けるおくと、ポリッシャーが傾いて回転が遅くなっていることがすぐに分かります。
Sponsored Links
おすすめのダブルアクションポリッシャー
一口にダブルアクションポリッシャーと言っても様々な製品があり、偏芯運動の数値が違うだけでも研磨力が全く違います。回転運動に加えて、意図的に作ったブレの距離が製品によって異なるわけです。
また、数千円の安価な製品の中には、トルクが弱かったり回転が不安定だったりすることがあるので注意が必要です。
ここで紹介している京セラRSE-1250のダブルアクションポリッシャーは、1万円前後のお手頃価格でありながら、安定した回転で手元のブレが少ないです。作業段階によって回転数を調節できるので、初心者でも扱いやすいポリッシャーになっています。
車磨きは、作業工程によってポリッシャーに装着するバフを付け替えます。バフも様々な製品があるので、初めてポリッシャーを使用する場合は、どのようなバフを使ったら良いか分からない方もいらっしゃると思うので、ポリッシャーとバフがセットになったものを選ぶと安心です。
京セラRSE-1250ダブルアクションポリッシャーとバフのセット
コンパウンド
マイクロファイバークロス
Sponsored Links
おすすめの記事
車のリアワイパーを外す理由！リアワイパーレスで車検は通るの？
エキマニ割れの症状は？エンジン音が変わるほどの排気漏れには要注意！
