アイドリングストップしない原因(バッテリー・エアコン)機能をキャンセルする方法を紹介!

アイドリングストップしない原因(バッテリー・エアコン)機能をキャンセルする方法を紹介!

自動車のアイドリングストップ機能が作動しない原因については様々なことが考えられます。

アイドリングストップしない原因は、故障などの機械的な不具合だけではなく、車が状況に応じてアイドリングストップが必要ないと判断している場合もあります。

そもそも、アイドリングストップ機能が必要ないと感じている場合は、任意でこの機能をキャンセルすることも可能です。

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アイドリングストップ搭載車とは

アイドリングとは、自動車のエンジンの動力を車輪に伝えることなく空回りさせている状態のことです。

たとえば、信号待ちなど一時的に停車する時に、最低限のエンジン回転数を保っているのがアイドリングです。

近年、地球環境への意識が高まり、資源や環境に優しいエコカーの開発が進み、停車時にエンジンを自動的に停止させて、無駄な燃料消費を抑えるアイドリングストップ搭載車が登場しました。

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不要なアイドリングをストップさせることで、環境に優しいばかりか、燃費性能の向上に役立っています。

アイドリングストップの仕組み

アイドリングストップの仕組みは車種によって様々ですが、基本的な機能を簡単に解説します。

アイドリングストップが作動する条件は、自動車のエンジンが暖まった状態で、一定の走行スピード(20km/h程度)に達してから、ブレーキを踏んで停車するとアイドリングストップが作動します。

一定の走行スピードに達しなかった状態で、ブレーキを踏んで停車した場合は、電子制御されたセンサーが状況を判断して自動的にアイドリングストップの作動を行います。

たとえば、渋滞時に低速走行を繰り返している際には、車のほうでアイドリングストップが必要なのか、もしくは不必要なのかをコントロールしている状態です。

そんな時にアイドリングストップしない原因は、電子制御された車のセンサーによって、今はアイドリングストップしないほうが良いと判断しているためです。

アイドリングストップが作動する基本的な仕組みは、ブレーキペダルを踏み込んで停車してから約1秒ほどでアイドリングストップが作動しエンジンが止まります。

再びエンジン始動するためには、ブレーキベダルから足を離すことで約0.5秒ほどで再始動します。

ブレーキベダルを踏み込んだままの状態であれば、エンジン停止の状態が続きますが、この状態でもハンドルに力を加えると自動的にエンジンが再始動する車種もあります。

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アイドリングストップしない原因

アイドリングストップしない原因は、「機械的不具合がある場合」と「車の状況判断による場合」の2つに分けられます。

機能的不具合があり故障が疑われる場合は、整備工場などで点検・修理が必要ですが、その他は車が状況判断した結果、アイドリングストップをしていない状態なので、点検・修理は必要ありません。その状況を再度検証してみると良いでしょう。

また、アイドリングストップ機能自体が不必要と感じている場合やバッテリーの消耗が気になる場合は、任意でアイドリングストップをキャンセルする専用のスイッチが備わっている車種もあります。

車の状況判断による場合

エンジンが十分に暖まっていない

必ずアイドリングストップ機能が作動する条件は、車のエンジンが十分に暖まった状態で、一定の車速(20km/h程度)に達してから、ブレーキペダルを踏んで停車した場合に作動します。

それ以外のケースでは、車が状況によってアイドリングストップが必要なのか、不必要なのかをコントロールしています。

アイドリングストップ機能は、自動車の性能を効率的に発揮できることを前提にしています。

エンジンが十分に暖まっていない状態でアイドリングストップを行うと、本来の性能を発揮できないため、アイドリングストップしないことがあります。

エアコンの設定温度と室内温度の差が大きい

アイドリングストップ中のエアコンは、冷房や暖房から送風に切り替わる仕組みになっています。

通常は、自動的に送風に切り替るのですが、エアコンの設定温度と室内温度の差があまりに大きい場合は、アイドリングストップしないことがあります。

また、冷房や暖房を優先した時は、アイドリングストップ機能を任意でキャンセルするためのボタンを押して、アイドリングストップさせないことも可能です。

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ブレーキペダルの踏み込みが浅い

アイドリングストップ機能は、ブレーキペダルを踏むことをきっかけとして作動し、ブレーキを踏み込み続けることでエンジンが止まったままの状態をキープしています。

しかし、新車などでブレーキペダルが硬かったり、車種によってはブレーキペダルが重かったりして、深く踏み込めていないことが原因で、アイドリングストップしないことがあります。

ハンドルに触れている

アイドリングストップ搭載車は、アイドリングストップ中でも、ハンドルに力を加えることでエンジンが再始動する仕組みになっています。

これは、交差点や合流地点などに備えて、早めに発進準備を行うためです。

いつものクセで何気なくハンドルを触っていることが原因で、アイドリングストップしないということも考えられます。

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急な坂道

勾配6%程度までのゆるやかな坂道であれば、アイドリングストップは作動しますが、急傾斜の坂道の場合は頻繁にエンジンが止まると危険なため、アイドリングストップしない仕組みになっています。

機械的不具合がある場合

バッテリー残量が少ない

車種によっても仕組みが異なりますが、多くのアイドリングストップ搭載車は、バッテリーの充電量が一定以上にならないとアイドリングストップしない仕組みになっています。

長期間、使用したバッテリーが原因でアイドリングストップ機能が作動しない場合があります。

車のバッテリーを交換する目安は2年なので、そのくらいバッテリー交換を行っていない場合は、バッテリー残量が少ないためにアイドリングストップしていない可能性が考えられます。

アイドリングストップ機能は、充電と放電を頻繁に繰り返すため、バッテリーに大きな負担をかけると言われています。

また、車種によっては、バッテリー交換を行う時に、アイドリングストップの再設定をする必要があります。

再設定を行わないと、アイドリングストップしないままになってしまうことがあるので、不具合を感じたら整備工場などに依頼すると良いでしょう。

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センサー不良

アイドリングストップ機能は、電子制御されたセンサーによって、バッテリーの残量やエンジンの暖機状態、エンジンの回転数、車体の傾斜角度など、様々な情報を把握したうえで、アイドリングストップを行うか否かを判断しています。

そのセンサー自体に不具合が生じた場合は、正常に機能することができません。

この場合は、整備工場などで点検・修理が必要になります。

アイドリングストップ機能をキャンセルする方法

アイドリングストップ機能は、地球環境に優しかったり、燃費向上に役立ちものですが、場合によっては不必要と感じることもあるかもしれません。

たとえば、暑い夏場にエアコンの冷房を優先したいのに、送風に切り替ってしまったら困ってしまいます。

そんな時には、任意でアイドリングストップ機能をキャンセルするための専用のスイッチを使うと良いでしょう。

アイドリングストップ機能のON・OFFを行うスイッチがある場所は、車種によって異なりますが、運転手席の周辺に設置されています。

このスイッチをOFFにしておけば、アイドリングストップ機能がキャンセルされている状態になります。

ただし、一度スイッチをOFFにしても、エンジンを停止して再始動すると、再びアイドリングストップ機能が働いている状態になるので、アイドリングストップ機能をキャンセルさせるためには、毎回エンジン始動してからキャンセル用のスイッチをOFFにする必要があります。

アイドリングストップ機能をキャンセルするためのスイッチを押すのが面倒だったり、そもそもアイドリングストップ機能が必要ないと感じている人は、アイドリングストップ機能を無効にする別売りの商品が販売されているので、そのような商品を利用すると良いでしょう。

純正部品ではないものは、車種との相性が悪いものもあるので、取り付けの際は信頼できる専門スタッフに相談することをお勧めします。

アイドリングストップしない原因については、今回の記事で紹介した内容以外にも様々なことが考えられます。

車に不具合を感じた時は、整備工場などで点検を行うと良いでしょう。

車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。

修理の内容によっては、修理代の相場も徐々に変動していることがあります。

たとえば、使用する部品が素材の変化と伴い、昔より安くなることもあります。

いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。

そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。

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