車のアイドリングが不安定な原因は?エンストするほどエンジン回転数が低い!

自動車のアイドリングが不安定になる原因については様々なことが考えられます。

たとえば、エンジンの燃焼室内に空気を送る仕組みに何らかの不具合が発生していると、エンジンを動かす燃料と空気のバランスが崩れて、アイドリングが不安定になることがあります。

また、燃料と空気を混ぜ合わせた混合気に点火する装置にトラブルが起こった場合も、アイドリングが不安定になることがあります。

これらの不具合の内容を解説の前に、まずはアイドリング時の正常なエンジン回転数について確認していきます。

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アイドリング時の正常なエンジン回転数

車のエンジン回転数は、タコメーターで確認できます。(タコメーターを搭載していない車もあります。)

一般的にタコメーターはスピードメーターの近くに配置されていて、1から順に目盛がつけられており、「×1000」という数字が表示されています。

タコメーターの目盛の数字に1000かけた数字がエンジンの回転数になります。

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アイドリング時の正常なエンジン回転数は、1000回転ほどです。

つまり、タコメーターの針は1を指している状態です。

エンジン回転数が、1000回転よりも極端に高い、または低い値の場合は、車に何らかのトラブルが発生している可能性があります。

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スロットルボディの汚れ

アイドリングが不安定になる最も多い原因は、スロットルボディに溜まった汚れがトラブルを引き起こしているケースです。

スロットルボディとは、エンジンに空気を取り込むための部品で、アクセルペダルの踏み込む具合に似合った量の空気を、エンジンに供給する役割があります。

また、スロットルボディは、アクセルペダルを踏んでいないアイドリング時にも、エンジンを動かすために適した量の空気を送っています。

スロットルボディは、スロットルバルブやスロットルポジションセンサー、アイドルスピードコントロールバルブなど複数の部品で構成されています。

<スロットルバルブ>
エンジンに供給する空気の量をバルブの開閉によって調整しています。

<スロットルポジションセンサー>
スロットルバルブの開閉状態を検知するためのセンサーです。

<アイドルスピードコントロールバルブ>
アイドリング時にエンジンの吸気量を調整するためのバルブです。

アイドリング時は、アクセルペダルを踏み込まなくても、適量の空気が流れ込むようになっていますが、エアコンを使用している時などはアイドリング中でも多くの空気が必要になる場合があります。

その時により多くの空気を供給するためのバルブがアイドルスピードコントロールバルブです。

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スロットルボディには、エンジンの回転数を正常に保つための部品が組み込まれているため、この部分に汚れが溜まってしまうと、アイドリングが不安定になる原因になってしまうのです。

汚れたスロットルボディでは機能が低下しているので、エンジンんの回転数が低い状態になり、さらに悪化するとエンストする恐れがあります。

スロットルボディの手前にはエアクリーナーがあり、事前にホコリや砂などを取り除いているので、スロットルボディが汚れない仕組みになっています。

スロットルボディの汚れの原因は、エンジンからの燃焼ゴミ(カーボン)の吹き返しによるものです。

そのため、スロットルボディの汚れは長年乗っている車に溜まっていることが多い。

汚れたスロットルボディは、整備工場などで取り外して、それぞれのパーツに分け、洗浄することでアイドリングが正常化することがあります。

アイドルスピードコントロールバルブの故障

アイドルスピードコントロールバルブは、アイドリング時に適切な空気の量をエンジンに送るためのバルブです。

この内部には、アクチュエータ(ISCV)というアイドリングのエンジン回転数を制御する部品があり、この部品がエンジンからの燃焼汚れ吹き返しにより固着してしまうと、安定したアイドリングを保つことができなくなってしまいます。

バルブが閉じた状態でISCVが固着すると、エンジンの回転数は低い状態になり、バルブが開いた状態でISCVが固着すると、エンジン回転数が高い状態になります。

エンジン回転数が低い場合は、アイドリングが不安定になり、信号待ちなどで時々エンストすることがあります。

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イグニッションコイルまたはスパークプラグの故障

イグニッションコイルとスパークプラグは、エンジンの燃焼室内にある燃料と空気でできた混合気に点火するための部品です。

混合気に点火するためには、自動車の通常のバッテリー12Vを3000V前後までの高電圧に変換する必要があります。

この電圧の変換を行う部品がイグニッションコイルで、高電圧をもとに火花を起こすのがスパークプラグです。

ガソリンエンジン車の場合、この2つの部品にトラブルが起こると、正常なタイミングで混合気を燃焼させることができないため、アイドリングが不安定になる原因になります。

イグニッションコイルとスパークプラグは、エンジンを回転させるために非常に重要な部品です。

この2つのいずれかが故障すると、エンストを引き起こす原因になるので、車検や定期点検の際に状態をしっかりチェックする必要があります。

イグニッションコイルとスパークプラグの交換時期は、走行状況によって異なるため一概に決められないところもありますが、イグニッションコイルの交換は走行距離10万㎞、スパークプラグの交換は走行距離2万㎞を目安に行うのが一般的です。

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ブローバイホースやバキュームホースの破損

エンジンの燃焼室内でできた未燃焼ガスのことをブローバイガスと言います。

ブローバイガスをそのまま大気に放出してしまうと環境によくないので、エアクリーナーに戻すわけですが、この戻すための配管のことをブローバイホースと言います。

ブローバイホースが破れると、空気を吸い込んでしまい、エンジンを正常に回転させるための燃料と空気のバランスが崩れてしまい、アイドリングが不安定になることがあります。

ブローバイホースを使ってシリンダーヘッドから不要なガスを送り返しているので、ブローバイホースはエンジンの燃焼室ととても近い位置にある部品なので、このホースが破れると燃調が狂いやすい。

また、エンジン付近に配置されている燃料系のバキュームホースが破れることでも、同様に燃料と空気のバランスが崩れるので、アイドリングが不安定になります。

スロットルボディよりエンジン側にあるホースの破損が原因で、空燃比が狂いやすいので、正常なアイドリングを保つことができなくなる可能性があります。

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車のアイドリングが不安定になる原因は、今回の記事で紹介した内容以外にも様々なことが考えられます。

アイドリング時に不具合を感じた場合は、早めに整備工場などで点検・修理を行うようにしましょう。

車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。

いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。

そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。

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