自動車のメーターパネルに「O/D OFF」という文字が点灯しているのを見たことはないでしょうか?これは、一部のオートマ車に搭載されている、オーバードライブをOFFする機能が作動している状態を示しています。
それでは、O/DのOFFとONの状態では、どっちが燃費が良いのでしょうか?まずは、O/Dスイッチの使い方から確認していきましょう。
O/Dとは?「O/D OFF」ランプの消し方は?
O/Dとは、オーバードライブ(Over Drive)の略称で、オートマ車のシフトレバーの側面についている、「O/D」と書かれたスイッチを押すことでONとOFFが切り替わります。
O/Dは、OFFの状態の時だけメーターパネルに「O/D OFF」という文字が点灯します。O/DがONの状態では「O/D OFF」ランプが消灯し、何も表示されません。「O/D OFF」の消し方は、シフトレバーの側面にある「O/D」スイッチを押すだけです。
基本的には、O/DをONの状態(メーターパネルに何も表示されていない)が通常モードです。O/DをOFFにするのは、坂道走行など特別な状況の時に使います。
ですから、街乗りなど通常の走行では、「O/D」スイッチを押して、メーターパネルの「O/D OFF」ランプを消しておくと良いでしょう。
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O/DのOFFとONはどっちが燃費が良いの?
O/DをOFFにすると、ギア比が1.0以上の高いギアに変速しなくなります。たとえば、4速のオートマ車の場合は、通常は1速~4速が自動的に変速していますが、O/DをOFFにすると4速を使わなくなり、1速~3速の低いギアだけで走行するようになります。
長い下り坂を走行する場合は、フットブレーキを多用することでブレーキが効きにくくなるべーパーロック現象を避けるために、1速や2速で走行すると良いと言われますが、O/DをOFFにすると、これが自動的にできるようになるというわけです。また、O/DがOFFの状態は、走り出しがスムーズで機敏な走りができため、上り坂の走行にも適してします。
ただし、O/DのOFFとONはどっちが燃費が良いかと言えば、O/DをONにした通常の走行の方が燃費が良いです。なぜなら、O/DをOFFにすると、低いギアばかりを使うようになり、エンジンの回転数が高い状態が続くので、燃費が悪化しやすくなるからです。ですから、O/DをOFFにする機能は、坂道などの必要な時だけ使うようにしましょう。
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「O/D OFF」ランプが点滅する原因
メーターパネルに「O/D OFF」が点灯するのではなく、点滅している時は、オートマ車のギアに何らかの不具合が発生している可能性があります。
「O/D OFF」が点滅する原因は、オートマチック・トランスミッションの故障、オートマオイル不足、O/Dランプの配線不良など、様々なことが考えられます。
「O/D OFF」が点滅する時は、早急にディーラーや整備工場で点検を受けるようにしましょう。
クリスタルシフトレバー(イルミネーションタッチセンサー搭載)
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