自動車のタイヤは、たとえ使用していなくても、長年放置すると自然劣化します。タイヤの劣化の原因は、紫外線や雨水、汚れなどが挙げられます。これらからタイヤを守ってくれるのが、保管中のタイヤを覆う「タイヤカバー」です。
タイヤカバーには、主に「ラックタイプ」と「平積みタイプ」の2種類があります。ラックタイプのタイヤカバーは、2段ラックにタイヤを縦向きに収納するものです。
平積みタイプのタイヤカバーは、横向きにしたタイヤを平積みにしていきます。いずれのタイプもそれぞれにメリットとデメリットがあるので、1つひとつ確認していきましょう。
タイヤカバーは「ラックタイプ」と「平積みタイプ」のどっちがおすすめ?
「ラックタイプ」のタイヤカバー
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車のタイヤは、1本で約5kgほどあります。14インチのホイールが付いたタイヤは1本で約11kgもあります。そのため、重いタイヤを平積みにすると下のタイヤほど圧力がかかり、変形の原因になると一般的には言われています。タックタイプのタイヤカバーは、タイヤ1本を縦向きに収納していくので、タイヤに圧力がかかる心配が少ない。
さらには、タイヤが浮いた状態でラックに乗っているので、雨で濡れた地面に触れることなく保管することができというメリットがあります。
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ただし、デメリットもいくつかあります。長期間ラックにタイヤを置いていると、スタットレスなどの柔らかいゴムの場合はラックの跡がついてしまうことがあります。また、ラックタイプのタイヤカバーは、平積みタイプと比べて場所を取ります。
ホイール付きのタイヤの場合は、ホイールの錆び付きも気になるところです。長年ラックタイプのタイヤカバーを使用するのであれば、やや高価になりますが錆びにくいステンレスラックを選ぶと良いと思います。
「平積みタイプ」のタイヤカバー
平積みタイプのタイヤカバーの最大のメリットは、4本のタイヤを平積みにした最小限のサイズで保管できるという点です。車のタイヤは意外とスペースを取るため、保管する場所に困るものです。
一般的にはタイヤを平積みにすると変形すると言われているのですが、果たしてどのくらいの期間でどれほどタイヤが変形するのか定かではない。たとえば、タイヤ専門店などに行くと販売用のタイヤを平積みにして展示している光景をよく見かけます。
ただし、販売するタイヤと保管するタイヤでは、平積みになっている状態の時間が異なりますから、タイヤを平積みにしても大丈夫とは一概に言えません。これはあくまで主観ですが、2年、3年とタイヤを平積みにしたまま長期間放置するのはあまり良いことではないように思えます。
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平積みタイプのタイヤカバーは、変形の心配以外にもデメリットがあります。平積みタイプのタイヤカバーは、車のタイヤを4本平積みしてその上からカバーを被せているだけないので、タイヤの下は全くの無防備です。そのまま地面に直置きすると当然ですが、雨水や汚れが付くことになります。
平積みタイプのタイヤカバーを使用してタイヤを保管する場合は、スノコなどの上にタイヤを平積みにすると良いでしょう。倉庫の中などタイヤを保管する環境にもよりますが、地面に直置きは避けた方が無難です。
また、長年使ってタイヤカバーが劣化すると雨水が入ってしまう可能性も考えられます。万が一、雨水が入るとホイールが錆びてしまう恐れがあります。念のため1番上のタイヤには別のビニールシートを被せておくことをお勧めします。
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