ウォッシャー液が出ない原因は?(詰まり・片方だけ出が悪い・ヒューズ切れ)冬の洗浄液の凍結対策を紹介!

ウォッシャー液が出ない原因は?(詰まり・片方だけ出が悪い・ヒューズ切れ)冬の洗浄液の凍結対策を紹介!

車のウォッシャー液(洗浄液)が出ない原因については、様々なことが考えられます。

タンク内にウォッシャー液が無くなっている場合は、濃度に注意して補充するだけで済みますが、配管の詰まりや電気系統に故障があるの場合は部品の交換や修理が必要です。

今回の記事では、ウォッシャー液が出ない時に考えられる主な原因について紹介します。

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ウォッシャー液が出る仕組み

まずは、ウォッシャー液が出る仕組みついて簡単に説明します。

車種によって異なる場合がありますが、自動車のウォッシャー液が出る基本的な仕組みは次のとおりです。

ワイパーレバー引いてスイッチを入れると電力によってモーターが作動します。

その動力によってポンプがウォッシャー液を圧送し、配管を通ってノズルから飛び出す仕組みになっています。

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タンクの中に十分にウォッシャー液が入っているにもかかわらず、ウォッシャー液が出ない原因については、ウォッシャー液の凍結やノズル詰まりなど様々なことが考えられます。

その他には、スイッチ不良やヒューズ切れ、配線不良など電力供給に不具合が生じている可能性もあります。

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ウォッシャー液が出ない原因

 

ウォッシャー液不足

タンクにウォッシャー液が入っていない場合は、当然ですがウォッシャー液は出ない。

タンクの中のウォッシャー液が半分以下になるようでしたら、ウォッシャー液の濃度に注意して補充するようにしましょう。

ウォッシャー液が入っているタンクはボンネットの中にあり、多くの場合は半透明の乳白色の容器になっています。

そのため容器の外側からウォッシャー液の量が入っている量が確認できるようになっています。

ウォッシャータンクがエンジンルームの奥の方にある車種の場合は、容器の外側から確認しにくいので、タンクのキャップ部分にウォッシャー液の量が分かるように点検用ホースがついています。

補充するウォッシャー液の濃度の目安は、ウォッシャータンクの外側や車両の取扱説明書にが記載されているので参考にしてください。

また、ガソリンスタンドや整備工場などでもウォッシャー液の補充ができます。

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ノズル詰まり・冬場の凍結

ウォッシャー液が噴射されるノズルに詰まりが生じることで、ウォッシャー液が出ない、あるいは出が悪い原因になります。

ウォッシャーノズルになんらかの異物が入り込んで詰まっている状態なので、ウォッシャー液が片方だけ出ない場合はノズル詰まりの可能性が考えられます。

異物が配管の奥の方まで詰まっている場合は、簡単には除去できないので、整備工場などの専門スタッフに依頼すると良いでしょう。

また、冬場に気温がとても低くなる寒冷地では、ノズルの中でウォッシャー液が凍結してしまいノズル詰まりを起こしてしまうケースもあります。

凍結予防のためには、ウォッシャー液の濃度目安を参考に、濃度を高めにしておくと良いでしょう。

寒冷地用に凍結防止効果がある専用のウォッシャー液も販売されているので利用すると良いでしょう。

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スイッチ不良

ウォッシャー液を噴射させるスイッチは、多くの場合がワイパーレバーを手前に引くことで行います。

このレバーはウォッシャー液の噴射だけでなく、ワイパーを動かす時など頻繁に使用するので、長年使っているとスイッチ内部の部品が破損して接触不良を起こすことがあります。

スイッチが故障していることが原因で、モーターに電力供給ができずウォッシャー液が出ないといった状態になります。

モーターの故障

ウォッシャー液はモーターを動力としてポンプから圧送されています。

動力源となるモーターが故障している場合は、ウォッシャー液を出すことができません。

ワイパーレバーを手前に引き、スイッチを入れた状態にもかかわらず、モーター音が聞こえない場合は、なんらかの異常が発生している可能性があります。

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配線不良

モーターに電力を送る配線に不具合がある場合は、動力源であるモーターが作動しないので、ウォッシャー液が出ない原因になります。

特にモーターと配線が繋がる部分や複数の配線がまとまった部分などに不具合が起こりやすい。

ヒューズ切れ

ヒューズ切れが原因でモーターが作動しないことが原因でウォッシャー液が出ない場合があります。

ヒューズとは、配線に電流が多く流れないようにするための安全装置のことを言います。

電気機器が正常に作動するための電流の数値は決まっているので、ヒューズは必要以上の電流が流れないように電気回路を保護しているのです。

モーターに限らず、基本的に車の電気力で作動する部品は全てヒューズを介しています。

そのため、ウォッシャー液を出すためのモーターのヒューズは、その他の機器と共有している場合があります。

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ウォッシャー液の代わりに水を使ってはいけない!

フロントガラスを濡らすだけなら、ウォッシャー液を水道水で代用しても良いのでは?と思われがちですが、ウォッシャー液には、ワイパーの動きによるフロントガラスの傷つきを防止する効果があるので自動車専用のウォッシャー液を使うようにしましょう。

すでに述べていますが、冬場の凍結防止のために濃度目安を参考して、ウォッシャー液の濃度を高めにするという方法があります。

普通の水をタンクに入れて使用した場合は、早期に凍結してしまう可能性があるのでNGです。

 
ウォッシャー液が出ない原因については、今回の記事で紹介した内容以外に、様々なことが考えられます。

タンクにウォッシャー液が入っていないために出ていない場合は、ウォッシャー液を補充すれば問題ありませんが、電気系統などの不具合が原因の場合は修理が必要です。

スイッチ、モーター、配線、ヒューズなど、どの部分に異常があるのか1つ1つ調べる必要があるので、タンク内にウォッシャー液が十分に入っているにもかかわらずウォッシャー液が出ない場合は、整備工場などで点検を行うようにしましょう。

車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。

いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。

そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。

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