車のビックリマーク(赤・オレンジ)が点灯する意味は?サイドブレーキランプが消えない原因について紹介!

車のビックリマーク(赤・オレンジ)が点灯する意味は?サイドブレーキランプが消えない原因について紹介!

自動車には、異常を知らせる様々な警告灯の種類がありますが、ビックリマークの「ブレーキ警告灯」が点灯する意味は、ブレーキが効いている状態、もしくはブレーキシステムに何らかの異常が発生している可能性があります。

ブレーキ警告灯が点灯しているからといって、必ずしも故障しているとは限りません。

ブレーキが作動している状態で点灯するので、サイドブレーキを引いたままの状態でランプは点灯します。

ただし、サイドブレーキを解除した状態でも、ブレーキ警告灯が点灯している場合は、何らかの異常が発生したことを意味しています。

警告灯は赤いビックリマークだったり、オレンジのビックリマークだったり、マークの色は車種によって異なる場合があります。

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サイドブレーキ(パーキングブレーキ)の仕組み

一般的にサイドブレーキと呼ばれていますが、正式名称はパーキングブレーキで、名前の通り自動車を駐車及び停車する際に使用するブレーキです。

サイドブレーキには、レバー式や足踏み式、スイッチ式など様々なものがありますが、基本的な仕組みは同じで、ブレーキをワイヤーで引っ張って制動します。

HV車に多く見られるスイッチ式は、スイッチを押すと電力でモーターが作動し、ワイヤーを引っ張る仕組みになっています。

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ブレーキにはフットブレーキとサイドブレーキの2種類がありますが、油圧で作動するフットブレーキはエンジンがかかった状態でないと機能しません。

一方、サイドブレーキは、ワイヤーを引っ張る仕組みなので、エンジンが止まっていても機能します。

そのため、走行中に急にエンジンが止まってしまった時など、サイドブレーキは非常用のブレーキとしての役割もあるのです。

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フットブレーキとサイドブレーキの違い

フットブレーキは、エンジン作動時に機能する油圧式で、各輪1つずつの計4つ設置されています。

サイドブレーキは、エンジン停止時でも機能するワイヤー式で、後輪2つのみに設置されています。

フットブレーキは、走行中のブレーキ操作や停車に使い、サイドブレーキは主に駐車・停車する時に使います。

油圧式フットブレーキの仕組みは、ブレーキベダルを踏むと、踏み込んだ強さに応じてマスターシリンダーにより油圧が発生し、その圧力がブレーキホースやブレーキパイプを伝わって、各車輪のホイールシリンダーに到達します。

このホイールシリンダーにピストンの力でブレーキパッドを車輪と一緒に回転している円盤に押しつけて制動します。

ブレーキ本体は、ドラムブレーキとディスクブレーキの2種類があります。

ドラムブレーキは、車輪と一緒に回転しているブレーキドラムの内側から摩擦材を押し付けて制動します。

ディスクブレーキは、車輪と一緒に回転している円盤を摩擦材で挟み込むことで制動します。

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車のビックリマーク「ブレーキ警告灯」が点灯する意味とは?

赤もしくはオレンジのビックリマークのブレーキ警告灯は、サイドブレーキランプと呼ばれることもありますが、サイドブレーキだけではなくフットブレーキも含めたブレーキシステムの全てに関係するものです。

ブレーキが制動している状態でもブレーキ警告灯は点灯しますが、サイドブレーキを解除した状態でもランプが消えない場合は、ブレーキシステムに何らかの異常が発生していることを意味しています。

サイドブレーキランプが消えない原因については次のようなことが考えられます。

 

サイドブレーキが作動したままの状態

サイドブレーキを引いたままの状態や、引かない状態でも何らかの故障でブレーキが効いたままの状態になっていると、サイドブレーキランプが消えない原因になります。

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ブレーキフルード(ブレーキオイル)の不足

ブレーキフルードとは、ブレーキペダルを踏み込んで油圧を発生させるための液体で、以前はブレーキオイルと呼ばれることもありました。

この液体が不足すると、ペダルを踏み込んだ力が正常にブレーキ本体に伝えられなくなるので、とても危険です。

また、ブレーキ油圧に何らかの異常が起こった場合もサイドブレーキランプが消えない原因になります。

 

ABSの異常

ABSとは、アンチロック・ブレーキ・システムの略称で、ブレーキの安全装置のことを意味しています。

車の走行中に急ブレーキをかけた時に、タイヤの回転が急にロックされることを防ぐことで、ハンドル操作性や進行方向の安定性を保つ装置です。

ABSの異常を知らせるランプは、ABS警告灯という別のものがありますが、ABSはブレーキシステムの一部なので、ブレーキ警告灯も消えない状態になる場合があります。

ABS警告灯もブレーキ警告灯と同様に、車種によって赤いランプだったりオレンジのランプだったりします。

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ブレーキブースターの異常

ブレーキブースターとは、ブレーキペダルを踏み込んで伝える力を増幅させるための部品です。

走行中の車を停車させるためには、回転している足回りを止めるためにとても強い力が必要です。

ブレーキブースターは、ブレーキペダルとマスターシリンダーの間に存在し、ドライバーのブレーキ操作力を減らすためにサポートするシステムです。

ブレーキブースターに何らかの故障が起こると、サイドブレーキランプが消えない原因になります。

車の底側の破損に注意!

サイドブレーキの仕組みは、車の後輪ブレーキをワイヤーで引っ張って制動します。

このワイヤーと関係する部品が破損することで、スムーズにワイヤーを引っ張ることができずに、サイドブレーキが効いたままになったり、サイドブレーキが効かない状態になったりすることがあります。

ブレーキと繋がるワイヤーは左右の後輪に1つずつあり、車の底側にステー(金具)で固定されています。

この固定されている部分がタイヤの近くにあるため、縁石などにぶつけて破損するケースがあるので注意が必要です。

車の底側は、ワイヤーに限らず、破損しやすいので走行時には気を付けるようにしましょう。

それほど多いケースではありませんが、コインパーキングのロック板が下がりきる前に車を動かしてしまい、底側の部品を破損してしまうケースがあるので注意が必要です。

足踏み式のサイドブレーキのペダルに違和感がある

サイドブレーキのペダルを踏み込んだ時に、いつもと違った感覚を覚える場合は、サイドブレーキのワイヤーに何らかの異常が起こっている可能性があります。

たとえば、サイドブレーキのペダルがいつもよりも踏み応えがなく柔らかくなってしまっている場合は、内部でワイヤーが切れて、サイドブレーキが効かなくなっている可能性があります。

また、ペダルを踏み込んだ状態から戻らない場合は、ワイヤーが引っ掛かってブレーキがかかったままになってる可能性があります。

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ブレーキ警告灯が点灯する原因やブレーキ異常の症状については、今回の記事で紹介した内容以外にも様々なことが考えられます。

サイドブレーキを解除している状態にもかかわらず、ブレーキ警告灯が消えない場合は、整備工場へ連絡して点検を行うようにしましょう。

車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。

いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。

そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。

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