車の後ろの荷物置き場の名称は?ラゲッジスペースとトランクルームの違いとは?

自動車の後ろにある荷物置き場の名称は、ラゲッジスペースやトランクルームと呼ばれることがありますが、これらの違いはあるのでしょうか?今回は、車の収納スペースの名称について解説していきます。

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車の後ろの荷物置き場の名称

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自動車の後ろに設置された荷物を置く場所の名称は、アメリカ英語では「トランク(trunk)」で、イギリス英語では「ブート(boot)」と言います。

日本では、車の後ろの荷室のことを「トランクルーム」や「ラゲッジスペース」、あるいは「ラゲッジルーム」と呼ぶことがありますが、これらの名称は日本で作られた和製英語です。

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そもそも「ラゲッジ(luggage or baggage)」とは「荷箱」を意味する言葉で、スーツケースのような大きなバッグのことをラゲッジやバゲッジと言います。20世紀初頭の自動車は、外付け式トランクが主流で、車の外側に大きなバッグを取り付けただけのものでした。

クラシックカーの写真などで、車の後ろに大きなスーツケースのような入れ物が取り付けられているのを、見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

海外では、車の荷室のことを「ラゲッジ(luggage or baggage)」と呼ぶこともあるんで、「トランク」と「ラゲッジ」は同じものを指しているように思えますが、日本では「トランク」と「ラゲッジ」は別のものを意味することが多いです。

「ラゲッジスペース」と「トランクルーム」の違い

結論から言うと、日本では、開放型の荷物置き場の名称を「ラゲッジスペース」または「ラゲッジルーム」と言い、密閉型の荷物置き場の名称を「トランクルーム」と言います。

ラゲッジスペースやラゲッジルームは、乗車席と後ろの荷物置き場が同じ空間にあるので、後部座席から手を伸ばせばラゲッジに置いてある荷物が取れる状態です。

ラゲッジは、ミニバン、ステーションワゴン、SUVなどに多く見られます。いわゆるハッチバック車に多く見られる荷室です。

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一方、トランクルームは、車の後ろの収納スペースが密閉されていて、車から降りてトランクを開けないと荷物が取れない状態です。昔ながらのセダンやクーペによく見られ荷室です。

それでは、どうして乗車席と荷物置き場を区別する必要があったのでしょうか。それは、たくさんの荷物を車内に詰め込んでいると、急ブレーキの際に荷物がなだれ落ちてきてしまうからです。

開放型の荷物置き場のラゲッジスペースであっても、後部座席とラゲッジスペースの間に、荷物が倒れてこないように専用の網を取り付けることができる車種もあります。

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