車のハンドル切ると異音(コンコン・ギギギ・ゴリゴリ・カタカタ・コトコト)曲がる時に足回りから異音がする原因は?

車のハンドル切ると足回りから異音が発生する原因については様々なことが考えられますが、今回は、車高調から発生する「コンコン・ギギギ・ゴリゴリ」という異音と、ドライブシャフトから発生する「カタカタ・コトコト」という異音について紹介します。

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車のハンドル切ると異音がする原因

車高調の異音「コンコン・ギギギ・ゴリゴリ」

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車高調とは「車高調整式サスペンション」の略称で、その名の通り車高を調整できるサスペンションのことを言います。

車高調のアッパーマウントの主な種類は、「ピロアッパー」と「ゴムブッシュ」の2つがあります。ピロアッパーは、ピロボールによって足回りの回転する動きを吸収し、ゴムブッシュはベアリングによって吸収しています。

車高調は、ゴムブッシュよりもピロアッパーの方が好まれる傾向がありますが、ピロアッパーに使われるピロボールの動きが悪いことが原因で、車のハンドル切ると「コンコン・ギギギ・ゴリゴリ」といった異音が発生することがあります。

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ピロアッパーマウント式の車高調の場合は、ピロボールが動かないとバネの回転を吸収することができません。それでも無理に動こうとすると、バネが周辺の金属部品と当たって異音が発生することがあります。

金属がぶつかっている場合は「コンコン・ゴンゴン」という異音が発生し、金属が擦れ合っている場合は「ギギギ・ゴリゴリ」という不快な金属音が聞こえるようになります。この異音はハンドルを切った時だけに発生し、直進している時は鳴りません。

ピロボールは新品であっても固めに設定されていることが多いので、動きを良くするためにピロボールにグリス(潤滑剤)を吹き付けておくと異音が軽減されることがあります。

車のハンドル切ると異音が発生するのは、ピロアッパーマウント式の車高調に多く見られます。ゴムブッシュの車高調で異音がする場合は、ベアリングが故障している可能性も考えられるので、車の足回りから異音が聞こえる時は、整備工場などで点検・修理を行うようにしましょう。

ドライブシャフトの異音「カタカタ・コトコト」

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ドライブシャフトとは、エンジンの動力を車輪へ伝えるための棒(シャフト)です。ドライブシャフトのジョイント部分は、ドライブシャフトブーツと呼ばれるゴム製部品で包まれており、その内部はグリスで満たされた状態でベアリングが回転しています。

ドライブシャフトから異音が発生する主な原因は、内部にあるベアリングの破損です。ドライブシャフトブーツはゴム製部品なので、経年劣化でひび割れてきます。このひび割れからグリスが漏れると、内部のベアリングがぶつかり合って破損してしまいます。

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すると、破損したベアリングの破片が内部でぶつかり合って「カタカタ・コトコト」といった異音が発生します。車のハンドルを切るとドライブシャフトに大きな負担がかかるので、カーブを曲がる時に車の足回りから「カタカタ・コトコト」という異音が聞こえてくることが多いです。

走行中にドライブシャフトがバラバラになると大惨事になるので、車の足回りから異音が聞こえる時は放置せずに、整備工場などで点検・修理を行う必要があります。

ドライブシャフトから発生する異音については、以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。

car-maint.com/3416.html

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