自動車を長年使用していると、経年劣化により内装(天井・ドア)の剝がれが目立つようになってきます。今回は、内装の補修に使える接着剤と、天井の張り替えを業者に依頼した場合の費用の目安について紹介します。
車の内装(天井・ドア)の剝がれ補修に使える接着剤
車の天井の剥がれは欧州車に多い
一口に欧州車と言っても様々な車種があるので、一概に言えませんが、車の天井の剥がれは、日本車よりも欧州車の方が多く見られます。
天井が剥がれる主な原因は、内装に使われているウレタンの劣化です。車の天井は、板状のパーツが布などで覆われているのですが、この板状のパーツと布の間にウレタンが挟まっています。このウレタンが経年劣化することで接着剤の粘着力が弱まり、布が剥がれて垂れ下がってしまうのです。
車の天井の張り替えをDIYすることは、できないことはないのですが、自動車の構造に詳しく、内張り剥がしなどの経験ある人でないと、なかなか難しいと思います。
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車の天井の張り替えをDIYする作業を簡単に説明すると、まずは、ルームランプやサンバイザーなど外して、天井の板状のパーツを取り外す必要があります。
天井を取り外すことができたら、次に天井の表面についている布を綺麗に剥がしていきます。すると、内部から劣化したウレタンが現れてくるので、このウレタンを全て取り除きます。
ウレタンを綺麗に取り除けたら、接着剤を使って再び布を張り付けます。その後、天井を元の状態に組み込んでいけば、天井の張り替えは終了です。
新しい布やレザーを購入して張り替える場合は、難燃試験に合格したものを使わないと車検を通すことができないので注意しましょう。
天井の張り替えに使える接着剤
ドア周りのゴム製部品は経年劣化しやすい
車のドア周りは、乗り降りの際に衝撃が加わるので、どうしても劣化しやすい部分です。
特に、ドア周りのゴム製部品は、経年劣化でひび割れてしまうことがあります。また、乗り降りの衝撃でドア周りの内装の一部が剥がれてしまうこともあります。
部分的な内装の補修は、瞬間接着剤を使えば応急処置ができます。ドア周りのゴム製部品の劣化があまりにも酷い時は、ゴムパッキンの交換を検討すると良いでしょう。
部分的な内装の補修に使える接着剤
車のドアのゴムパッキンを交換や補修については、以前に書いた記事があるので、合わせてご覧ください。
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車の天井張り替えを業者に依頼した場合の費用の目安
車の天井張り替えを整備工場などに依頼した場合の費用は、車種によって異なりますが、大抵は安くはないはずです。そもそも車の天井の内装剥がれは欧州車に多いので、どうしても費用が高くなる傾向があります。
たとえば、BMWミニクーパーであればサイズが小さいので30,000円~40,000円程度が費用の目安ですが、サイズの大きな車になると70,000円~80,000円程度が費用の目安になります。高級車では100,000円以上も費用がかかることもあります。
とは言え、車の天井の張り替えをDIYすると、シワができてしまうなど失敗することもあると思うので、整備工場などに依頼する方が無難なのかもしれません。
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