タイヤハウスやバックドアトリム、インパネドアカバーなど、車のパーツは、プラスチック製のクリップ(リベット)で固定されていることが多いです。車に使われているクリップは主に3つの種類があり、それぞれの種類によって使用方法が違います。今回は、車のクリップの外し方と付け方について紹介します。
車のクリップ(リベット)の外し方と付け方は種類によって違う
リベットタイプ
このタイプは最も一般的なクリップで、外し方は、中央にあるピンを引っ張ることでロックが解除されてクリップを外すことができます。付け方は、中央のピンを引っ張った状態で取り付けて、ピンを押し込んでロックします。
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プッシュタイプ
このタイプのクリップの外し方は、プラスドライバーの先端などを使って、中央にあるピンが凹んだ状態になるまで押し込むと、ロックが解除されて外すことができます。付け方は、中央のピンを引っ張った状態で取り付けてから、ピンが凹むまで押し込むのではなく、ピンが平らになるまで押し込んでロックします。
車に使われているクリップは、大抵はリベットタイプかプッシュタイプのいずれかです。リベットタイプの外し方は、中央のピンを引っ張ってロックを解除する。プッシュタイプの外し方は、中央のピンを押し込んでロックを解除する。この違いを覚えておくと良いでしょう。
スクリュータイプ
スクリュータイプのクリップは、中央がネジ状になっており、プラスドライバーで回して取り外しを行います。中央のネジを緩めるとロックが解除されてクリップを外すことができ、ネジを締めると固定することができます。
プラスチック製のクリップは、経年劣化する消耗品なので、予備にいくつか持っていると良いでしょう。車のクリップは、カーショップや通販は勿論ですが、カー用品を扱っているホームセンターなどでも購入することができます。ご自身の車に合ったクリップを常備しておくと、いざという時に役立ちます。
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車底のクリップは泥や砂で固着しやすい
車底や車の足回りに使われているクリップは、固定部分に泥や砂が入り込んで、なかなか取れないことがよくあります。中央のピンの隙間に泥や砂が入り込むと、ピンが固着して動きにくくなってしまうのです。
そのような場合は、まずはスプレータイプのクリナーを吹き付けてから、専用の工具を使って取り外すと良いでしょう。
DIYでクリップを外す際には、マイナスドライバーを使いがちですが、固着したクリップは、両側から挟み込むタイプのクリップクランプツールを使わないと、なかなか取れません。
おすすめのクリップクランプツール
このクリップクランプツールは、プロ向けの工具なのでそれなりにお値段はしますが、強度があるので長持ちします。コンパクトで使いやすいのでおすすめです。
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