フロントガラスの油膜と水垢(ウロコ)は、どちらも視界を妨げる原因となるため、車を安全に運転するためには適切な対応が必要です。それぞれの原因の違いと汚れの取り方について詳しく説明します。
フロントガラスの油膜と水垢(ウロコ)の違い
油膜の原因と取り方
油膜の主な原因は、排気ガスや車体から流れてくる油分、さらには車のメンテナンス時に使用されたワックスや洗剤の残留物です。これらの物質がフロントガラスの表面に付着し、薄い膜を形成します。この膜は、水をはじくため雨の日でもフロントガラスが濡れず、表面がギラついて視界を悪化させる原因となります。
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油膜を取り除くためには、油膜専用のクリーナーを使用するのが効果的です。まず、フロントガラスをしっかりと水洗いして表面の汚れを取り除きます。その後、油膜専用のクリーナーをスポンジや布に取り、フロントガラスの表面を優しくこすります。このとき、垂直や水平の直線的な動きで均一に磨くように心掛けてください。最後に、水で十分に洗い流し、乾いたクロスなどで拭き取ると、クリアな視界が戻ります。
油膜専用のクリーナー
水垢(ウロコ)の原因と取り方
一方、水垢やウロコの主な原因は、雨水や洗車後にフロントガラスに残った水滴が乾燥し、ミネラルやカルシウムなどが結晶化したものです。ですから、油膜と水垢の原因は全く違います。特にミネラルやカルシウムを多く含む硬水地域では、水垢が付きやすい傾向があります。水垢は時間が経つと頑固にこびりつくため、早めの対策が必要です。
水垢の取り方は、水垢専用のクリーナーや酢を使った方法が有効です。まず、フロントガラスを水で洗い流し、表面のホコリや汚れを落とします。次に、クリーナーをスポンジやクロスに取り、ウロコの部分を円を描くようにして磨きます。油膜の取り方は、垂直や水平の直線的な動きで均一に磨くようにするので、油膜と水垢では磨き方が違います。油膜と水垢のどちらの場合も力強く磨くとフロントガラスに傷が付く恐れがあるので、優しく磨くことを心掛けましょう。
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酢を使用する場合は、酢と水を1:1で混ぜた液体をスプレーボトルに入れ、フロントガラスに吹きかけてしばらく放置してからこすり洗いをします。水垢の原因は、水道水に含まれるミネラルやカルシウムです。これらの成分はアルカリ性なので、酢やクエン酸による酸性の力で中和すると、水垢汚れが落ちやすくなります。酢と水の混ぜた液体が垂れてしまわないように、キッチンペーパーに染み込ませた状態でフロントガラスに貼り付けておくと良いでしょう。
水垢専用のクリーナーと酢を使った水垢の落とし方のどちらの方法でも、最後は水で洗い流し、きれいなクロスでしっかりと拭き取っておきましょう。
水垢専用のクリーナー
フロントガラスの油膜と水垢(ウロコ)の予防方法
油膜や水垢を防ぐための予防策としては、定期的なフロントガラスの洗浄が重要です。また、洗車後はガラス面に水滴が残らないようにしっかりと拭き取ることも心掛けましょう。さらに、撥水コーティングを施すことで、水分や汚れが付きにくくなり、メンテナンスの負担を減らすことができます。
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