車のサイドミラー動かない・開かない原因は?片方だけ故障!モーター異音「ガタガタ」が止まらない!
サイドミラーの故障の原因は、ぶつけてしまって破損することが多いのですが、今回の記事では、何かにぶつけたわけでもないのに故障が発生しているケースについて紹介します。
サイドミラー動かない、開かない、ガタガタといった異音がするなどの症状が見られる場合は、モーターや配線の接触などの故障が考えられます。
その多くが片方だけのサイドミラーに起こり、場合によってはサイドミラー交換が必要なこともあります。
今回の記事では、折りたたみ式サイドミラーの作動異常やキーレス連動ミラー格納ユニットなど、サイドミラーについての様々なことを紹介します。
「ガタガタ」とモーター異音が止まらない
車のドア内部に存在するサイドミラーのモーターを取り出し分解してみると、モーターのギアが欠けて空回りしていることがあります。
このモーターの空回りが原因で「ガラガラ」といった異音が発生しているケースがあります。
モーター内部に組み込まれたギア(歯車)はプラスチック製のものが多く、古くなると欠けやすい。
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サイドミラーを動かすモーターは、左右1つずつあるので、片方だけに故障が起これば、故障した片方だけにガラガラ異音が止まらない、サイドミラーが動かない・開かないなどの症状があらわれます。
このような場合の修理は、故障したモーター部分だけの交換で済む場合と、中古パーツの方が安く上がる場合はサイドミラー全体の交換になる可能性もあります。
場合によってはモーターの配線組み換えが必要なケースもありますが、モーターの空回りが無くなればガラガラ異音も解消します。
異音無しでサイドミラーが動かない
「ガラガラ」とモーターが空回りする異音がない状態で、サイドミラーが動かない・開かない場合は、車のドアの内張りの中に組み込まれているモーターの故障ではなく、それ以外の部分に何らかの異常が起こっている可能性があります。
このような故障の原因は、配線の不具合や部品同士の接触不良など様々なことが考えられますが、あれこれ修理するよりも中古パーツでサイドミラーごと交換する方が安上りになる場合は、そのように対処することが多い。
ただし、中古パーツがあまりない車種もあるので、その場合は整備工場のスタッフと相談して、じっくりと修理する必要があります。
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ヒューズ切れ
自動サイドミラーに限らず、自動車に使わる全ての電気機器は、正常に作動する電気の量が決められています。
基準値を超えたたくさんの電気が電気機器に流れ込むと壊れてしまいます。
それを防ぐために、電気機器と電源元の間にヒューズと呼ばれる安全装置を挟むことで、電気機器に大量の電気が流れ込む前にヒューズが切れて身代わりになってくれるのです。
このようにヒューズ切れが起きている状態は、サイドミラーが動かない原因になります。
1つのヒューズは複数の電気機器に使われているので、ヒューズ切れが原因でサイドミラーが動かない場合は、他の電気機器も同時に不具合がみられることがあります。

昔の車は、はっきりとした原因がなくても、ヒューズの寿命のようなもので、突然ヒューズが切れるということがありました。現在は、ヒューズの新しい種類が登場し、性能も向上したため、何の原因もなく急にヒューズが飛ぶことはほとんどありません…
キーレス連動ミラー格納ユニット
キーレス連動ミラー格納ユニットとは、ドアロックと連動して折りたたみ式のサイドミラーが自動的に格納されるユニットです。
取り付け方は、使用するユニットによって異なりますが、ドアの内張りを取って内部に組み込む必要があります。
そのため、自分の車の構造を把握している方は自分で取り付けることは可能ですが、ビギナーの方は整備工場などのスタッフに相談すると良いでしょう。
車のドアの内張りは、専用のヘラなどを差し込んで浮かせて剥がすのが一般的なやり方ですが、多くの場合が一部だけネジで固定されているので、そのネジを先に取らないといけません。
やはりビギナーの方には難しいと思うので整備工場などでキーレス連動ミラー格納ユニットの取り付けを依頼する方が確実です。
キーレス連動ミラー格納ユニットの多くは、異なるメーカーが別売りで販売しているキットなので、自分の車と接触が上手くいかずに、しばらく経って作動しなくなるケースもしばしば見受けられます。
キーレス連動ミラー格納ユニットを購入する前に整備工場などのスタッフに相談すれば、自分の車に合ったユニットを選んでくれることもあるので、信頼できるスタッフに相談してみるのも良いかと思います。
ミラーレス化
2016年6月に国土交通省から「バックミラーなどに代わるカメラモニタリングシステムの基準を整備する」という発表があったことで、将来ミラーレスの車両が登場するのではないだろうか?という話題がありました。
いつかミラーレス車両が発表されるかもしれませんが、今のところ市販化されていません。
ミラーレス化の開発は、車両に複数のカメラを搭載して、それぞれで撮影した映像を合成することで、車の周囲の状態が確認できるというものです。
日本では、駐車する時に車を上から俯瞰して見たような合成映像を確認できる車両が普及しています。
ただし、この映像を確認できるのは、低速走行で駐車している時のみに限定されているので、ミラーレス化とはいえません。
駐車時ではなく、通常の速度で走行中の運転では、瞬時に処理できる情報に限られています。
ミラーを見る時間はチラッと見る程度で、走行中にモニターをじっくり見て確認していると、危険を招く可能性も否定できない。
このような問題をクリアすることがミラーレス化の課題ではないだろうか。
車のサイドミラーが動かない原因については、今回の記事で紹介した内容以外にも様々なことが考えられます。
車に不具合を感じたら、早めに整備工場などで点検を行うようにしましょう。
車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。
いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。
そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。
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