花粉が飛び交う季節になると、車のボディをコーティングして花粉対策をするという方がいらっしゃると思いますが、実は車の花粉対策はボディだけではなく、車内も重要です。
特に、花粉症の方は、車内に花粉を入れないことが重要になってきます。最近では車用の空気清浄器なども販売されていますが、そのようなものを利用する前に、まずはエアコンフィルターの交換から始めてみましょう。
車内の花粉対策はエアコンフィルター交換
エアコンフィルターの主な役割は、空気中に漂うホコリやチリなどを取り除くことです。車の空気の流れは主に「外気導入」と「内気循環」の2種類があります。
車のドアや窓を閉じた状態で外気導入する場合は、必ず外の空気がエアコンフィルターを通って車内に入ってきます。また、内気循環後に車外に出る空気も必ずエアコンフィルターを通ります。ですから、車内に漂う空気は全部、エアコンフィルターを介しているので、この部分を定期的に交換しておくことが花粉対策に重要なのです。
まずは、エアコンフィルターを定期的に交換して、外気導入と内気循環を綺麗にすることが肝心です。ただし、窓やドアから車内に侵入する花粉は対応できないので、車に乗る前に衣類に付着した花粉を手で払ってから車内に乗るようにしましょう。
最近では、衣類にスプレーを吹きかけるだけで、花粉を付着しにくくする便利商品があったり、車用の空気清浄器が販売されていたりするので、合わせて使ってみるのも良いでしょう。
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花粉対応のエアコンフィルターを選ぶ
エアコンフィルターにも様々な機能があり、花粉やPM2.5を取り除いてくれる商品もあります。高性能なエアコンフィルターではウィルスを防いでくれる商品もあります。最近では通常価格のエアコンフィルターでも大抵は花粉を防いでくれる機能がありますが、交換前に花粉対策になるエアコンフィルターであるのか確認してみると良いでしょう。
一口にエアコンフィルターと言っても、繊維の細かいものや、脱臭剤が入ったものなど、様々な商品があるので、目的に合わせて利用してみると良いと思います。
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エアコンフィルターの粒子の大きさの目安
ダニの死骸対策・・・250~500μm
花粉対策・・・30~40μm
インフルエンザウィルス対策・・・0.1~5μm
具体的に対応できる粒子の細かさは以上の内容になります。エアコンフィルターが対応できる機能は各商品に記載されていると思いますが、目安として参考にしてください。
エアコンフィルターを交換しないと…
エアコンフィルターは1年交換していないと、真っ黒になるくらい汚れます。家の室内に設置してあるエアコンのフィルターとは比べものにならないくらい汚れるスピードは速いです。車はホコリやチリの舞う屋外を移動する乗り物なので、想像以上にエアコンフィルターは汚れやすいです。
汚れたエアコンフィルターを使い続けていると、エアコンが効きにくくなったり、空気が滞りエアコンフィルター自体にカビが繁殖してしまうこともあります。その結果、車内の空気を綺麗にする目的で装着しているエアコンフィルターが、悪臭の原因になってしまうことがあるので注意が必要です。
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エアコンフィルター交換期間の目安
1年または1万キロに1回の交換
エアコンフィルターを交換する期間の目安は、1年または1万キロに1回の交換で良いと思います。花粉が舞う季節になる少し前に、花粉対策になるエアコンフィルターを毎年交換していると良いでしょう。
エアコンフィルターは、助手席のグローブボックスの奥に設置されていることが多いです。グローブボックスはやり方さえ知っていれば、比較的簡単に外すことができるので、自分でエアコンフィルターを交換することができる方は、お好みのエアコンフィルターを購入して自分で交換作業を行っても良いです。
自分で交換することができなかったり、交換作業が面倒だという方は、ガソリンスタンドや整備工場などで依頼することができます。交換する際には花粉対策になる繊維の細かいエアコンフィルターを選ぶようにしましょう。
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