車の燃費が悪くなる原因は?燃費を上げる運転方法とメンテナンスを紹介!

車の燃費が悪くなる原因は?燃費を上げる運転方法とメンテナンスを紹介!

自動車の燃費(km/ℓ)は、使用する燃料1ℓあたりで走行できる距離を表したものです。

たとえば、1ℓの燃料で10km走ることができれば、燃費は10km/ℓになり、この数値が高いほど燃費が良いことになります。

燃費の悪化は、車の使用状況が反映することが多いですが、なかにはエンジンやブレーキなどの故障が原因になっている場合もあるので注意が必要です。

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車の燃費が悪くなる原因

頻繁にアクセルを踏み過ぎる

一般的なガソリン常用車には、電子制御燃料噴射装置と呼ばれる燃料の噴射をコンピュータ制御するシステムが組み込まれています。

このシステムにより、車の走行に最適な量の燃料が消費するようにコントロールされているので、エンジン内に燃料を必要以上に吸い込んでしまうことは少なくなっています。

しかし、何らかの原因で車のパワー不足を感じると、ドライバーが頻繁にアクセルを踏むようになり、多くの燃料を消費するので、その結果、燃費の悪化を招いてしまいます。

極端に車のパワー不足を感じる場合は、エンジンに何らかの故障が発生している可能性も考えられるので、整備工場などで点検する必要があります。

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燃料制御センサーの故障

燃料消費をコンピュータ制御されている車では、燃料を必要以上に消費しないように、燃料カットを制御しているセンサーが組み込まれています。

このセンサーが故障すると、本来であればカットされるはずの燃料がエンジンに供給されることで未燃焼ガスが発生してしまいます。

このガスが原因でマフラーから「パン」といった破裂するような異音が発生することがあります。

消費燃料を制御するセンサーの故障は、必要以上に燃料を消費するので燃費が悪くなる原因になります。

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タイヤの空気圧が低い

車のタイヤの空気圧が低いと、地面と触れている面積が大きくなるため、地面との摩擦抵抗も強くなるので燃費が悪くなる原因になります。

それとは逆にタイヤの空気圧が高過ぎても走行が安定せずに乗り心地が悪くなるので、タイヤの空気圧は指定された適切な状態を保つことが大切です。

タイヤの空気圧が低い状態は、燃費が悪化する原因になるばかりか、パンクしやすくなる傾向があるので注意が必要です。

ブレーキの固着・サイドブレーキの戻し忘れ

車の走行中にアクセルを踏み込んでいない状態で、走行が重たく感じたり、何か引きずるように感じる場合は、足回りに何らかの不具合が発生している可能性があります。

タイヤの空気圧が極端に減っている場合の他にも、ブレーキの固着やサイドブレーキの戻し忘れなどが考えられます。

このように自動車の駆動系にトラブルがある場合は、通常の走行よりも多くの燃料を消費するので、燃費が悪くなる原因になります。

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エアクリーナーの汚れ詰まり

エアクリーナーとは、空気中のチリやゴミなどの異物がエンジンのシリンダー内部に入らないように、吸気口の途中に設置してあるフィルターのことです。

車のエンジンを動かすためには、燃料を燃焼させるための酸素が必要です。

そのためシリンダー内部には、常に空気が送り込まれています。

シリンダー内に空気中のチリやゴミが侵入すると、エンジンを動かすためのピストン運動や空気の流れを妨げてしまい、その結果、エンジン性能を十分に発揮できずに燃費が悪くなる場合があります。

エアクリーナーが汚れで詰まっていると、エンジンに必要な空気の量を送り込むことができません。

そのためアクセルを踏んで加速しようとしても、期待通りのパワーが望めず、エンジンパワーが落ちたと感じるようになります。

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エンジンオイルの劣化や不足

エンジンオイルを長期にわたり交換していないと、オイルが汚れたり、粘度が落ちるなどの劣化症状があらわれます。

また、エンジンオイルを補充・交換せずに使い続けると、少しずつですが量が減っていきます。

エンジンオイルの劣化や不足は、エンジン性能に悪影響を及ぼすため、燃費が悪くなる原因になるので注意が必要です。

エンジンオイルが劣化すると、エンジン内に汚れが溜まり、エンジンの動きが悪くなります。

また、オイルの粘度が落ちることで、エンジン内の金属の部品がぶつかり合うようになり、焼き付けを起こす危険性もあります。

こうなると、燃費が悪くなるどころか、エンジンがかからなく原因になります。

今回の記事で紹介した内容以外にも燃費を悪くする原因は、様々なことが考えられます。

車の燃費が極端に悪化した場合は故障が原因になっている可能性もあるので、燃費が悪いと感じた時は整備工場などで点検を行うようにしましょう。

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燃費を上げるメンテナンス

タイヤの適切な空気圧

足回りの不具合は、燃費を悪化させる原因になるばかりか、走行性や安全性にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

適切なタイヤの空気圧は、車種によって異なるので、メーカー指定の適した空気圧を維持することが大切です。

エンジンオイルの交換

エンジンオイルを長期間交換しないと、オイルの劣化によりエンジン内の摩擦抵抗が増えて燃費が悪くなります。

一般的にエンジンオイルの交換期間は、「1万5,000km、または1年」を目安にすると良いと言われていますが、車種や使用状況によって異なります。

シビアコンディションの車は、「7,500km、または6ヵ月」を目安にエンジンオイルを交換すると良いでしょう。

オイルフィルターの交換は、オイル交換2回に1回の頻度でフィルターも一緒に交換すると良いでしょう。

エアクリーナーの清掃または交換

エアクリーナーのフィルターが機能していないと、空気中のチリやゴミがエンジン内のシリンダーに入り、ピストンや吸排気などエンジンの動きを妨げてしまうため、燃費が悪くなる原因になります。

使用する車の取扱説明書に従い、その車に適したエアクリーナーの清掃または交換することが燃費を上げることがつながります。

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燃費を上げる運転方法

アクセル

自動車は、停止状態から走り始める時に大きな力を必要としますが、ある程度スピードが出ると小さな力で走行することが可能です。

つまり、車は、大きな力を必要とする走り始めから加速するまでに燃料を消費しやすいのです。

オートマ車(AT車)の場合は、ブレーキペダルから足を離すと自然に車がゆっくりと走り出します。これをクリープ現象と言います。

自然に走り出すクリープ現象を利用してアクセルペダルを軽く踏み込んでいけば、スムーズに加速することができ、燃費を上げる効果が期待できます。

ブレーキペダルから足を離してから、すぐにアクセルペダルを踏み込むのではなく、一呼吸おいてからアクセルをふんわり踏み込んでいくのがポイントです。

エンジンブレーキ

車の減速方法は、ブレーキペダルを踏み込むだけではありません。

走行中にアクセルペダルから足を離すだけで抵抗が発生し、車が減速していきます。これをエンジンブレーキを言います。

一定のエンジン回転数になった状態でアクセルペダルから足を離すと、燃料をカットするセンサーが働き、エンジン内の燃料の噴射が止まります。

この状態は、燃料を使わずに走行できるので、エンジンブレーキを多用することは、燃費を上げることにつながります。

停車する時は、停車位置で急ブレーキするのではなく、エンジンブレーキを使って十分に減速してからブレーキをかけるようにしましょう。

 
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