車の下にビニール袋(タイヤに巻き込み・マフラーに焼き付き)後ろのワイパーにビニール袋をぶら下げるのは違反!

車の運転中に前を見ると、ビニール袋がヒラヒラと舞っているのを見たことはありませんか。そのビニール袋が知らないうちに、車の下のマフラーに続くパイプに焼き付きを起こしていたり、タイヤに巻き込みを起こしていることがあります。そんな状態を放置すると、やがては車の故障の原因になることがあります。

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車の下にビニール袋を巻き込むとどうなる?

マフラーに焼き付き

車の下-ビニール袋-タイヤ-巻き込み-マフラー-焼き付き-車体-画像車の下には、エンジンからマフラーに向かってパイプが走っています。このパイプは高温のため、ビニール袋を巻き込むとそのまま溶けて焼き付きを起こしてしまいます。ビニール袋が熱で溶ける際には、悪臭を放つこともあるので、できれば早めに取り除きたいところです。

焼き付いたビニール袋は自然に取れることはまずないので、車体を上げて手作業で取るしかありません。この時に注意しておきたいのが、ジャッキだけで車体を上げた状態で、車の下に体を入れることはとても危険なので絶対にやってはいけません。

車の下に焼き付いたビニール袋を取り除く作業は、きちんと設備の整った整備工場やディーラーなどに依頼するようにしましょう。エンジンが冷めた状態でビニール袋の取り除き作業を行います。熱い状態で行うと火傷の危険性あったり、溶けたビニール袋がマフラーのパイプに残ってしまうからです。

また、マフラーの中にビニール袋が入ってしまった場合も、速やかに取り除く必要があります。マフラーの内部に貼り付いたビニール袋は燃え切ることなく、熱せられて悪臭を放つ原因になります。

タイヤに巻き込み

タイヤにビニール袋が巻き込んだ場合、ほとんどは走行中にビニール袋が引きちぎられることが多いですが、そのまま絡まってタイヤと車体の隙間にビニール袋が入り込んでしまうことがあります。

車の足回りの不調は、そのまま走行中の不具合に繋がります。この場合はできるだけ早く、整備工場などに依頼して取り除いてもらうようにしましょう。

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フロントグリルに貼り付く

ヒラヒラと舞うビニール袋が車のフロントグリルに貼り付いたくらいでは、破損の心配はほとんどないのですが、長時間、ビニール袋がフロントグリルに貼り付いたまま走行するのは、車にとってよくありません。

フロントグリルとは、車の前方にある網状のパーツのことで、ここから空気を取り込んで、ラジエターやエアコンのコンデンサー、エンジンルーム全体を冷却しています。

ラジエターとは、車のエンジンを冷やすための部品です。フロントグリルがビニール袋で塞がることで、ラジエターに十分な量の空気が行き渡らないと、オーバーヒートの原因になるので注意が必要です。車の前方のフロントグリルにビニール袋が貼り付いていたら、周りの安全を確認してから車を停車し、速やかにビニール袋を取り除きましょう。

走行中に目の前にビニール袋が舞っていたら

車の下-ビニール袋-タイヤ-巻き込み-マフラー-焼き付き-街-画像車の運転中に前を見るとビニール袋が舞っていたら、まずは周囲に車や歩行者が近づいていないかを確認しましょう。安全なことを確認したら、舞っているビニール袋を回避します。

その後にバックミラーでビニール袋を確認して、もしも避けられなかった場合は、安全な場所に停車して、車から降りてビニール袋を取り除きます。車の下にビニール袋を巻き込んでしまって、自分で取り除くことが難しい場合は、整備工場などに依頼すると良いでしょう。

ビニール袋の巻き込み・焼き付きの対処法

ビニール袋が車の下の奥の方に巻き込んでいる場合は、無理に自分で取ろうとはせずに、整備工場などに依頼するようにしましょう。ジャッキだけで車体を上げた状態で車の下に体を入れるのはとても危険なので絶対にやってはいけません。

ジャッキを使わなくても取り除ける範囲であれば、自分でビニール袋を取っても良いですが、エンジンが冷めてから作業を行うようにしましょう。冷えて固まったビニール袋をマイナス・ドライバーなどを使って少しずつ剥がしていきます。細かい部品の上にビニール袋が焼き付きを起こしている場合は、無理に剥がすと部品を傷めてしまう恐れがあるので、整備工場などに依頼した方が無難です。

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後ろのワイパーにビニール袋!その中身は?

車の下-ビニール袋-タイヤ-巻き込み-マフラー-焼き付き-ゴミ-画像運転中に前の車を見ると、車の後ろのリアワイパーにビニール袋がぶら下がっているのを見かけたことがありませんか?たまたま、ワイパーにビニール袋が引っ掛かっているのではなく、よく見るとビニール袋の中に何か入っていることがあります。その中に入っているものはペットの糞であることが多いようです。

ペットの糞の入ったビニール袋を車内に置くこと、漏れ出た臭いが充満してしまうので、車の後ろのワイパーにぶら下げていると考えられます。また、汚い物を車内に置いておきたくないという理由も考えられます。

近年ではペットと共に生活する人が増えており、ペットも家族の一員として車に乗せて移動する人が多くなっています。たとえば、ペットを車に乗せて遠くの公園まで行った場合、公園で糞をすることは珍しくありません。ペットの糞を持ち帰ることは、飼い主としてのマナーですが、車内に糞を入れることには抵抗があるということなのでしょう。

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ワイパーにビニール袋をぶら下げて走行するのは法律違反

第五十五条 車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。引用元:e-Gov

そもそもワイパーに何かをぶら下げたまま運転するのは、道路交通法に違反する行為です。ビニール袋に限らず、車の決められた場所以外に物を載せてはいけないという決まりになっています。通常、普通車には車外に物を載せる場所はありません。特別に車の上にカーキャリアやルーフボックスなどを設置しない限り、車の外に物を載せてはいけません。

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