車のトランク・バックドアが開かない!開け方や故障の原因、修理が必要な症状などを紹介!
自動車のトランクやバックドアが突然開かなくなる原因については、様々ことが考えられます。
トランクが開かない原因の全てが故障というわけではないのですが、なかにはワイヤー切れや配線切れなど、開閉システムに何らかの不具合が起こっているケースもあります。
トランクオープナーの種類
自動車のトランクやバックドアの開閉システムは、多く分けて「ワイヤー式オープナー」と「電磁式オープナー」の2種類があります。
昔の車のトランクは、ワイヤーを引っ張ってロックするワイヤー式オープナーが主流でしたが、1990代から電動でトランクやバックドアの開閉を行う電磁式オープナーが増えてきました。
ワイヤー式オープナーは、ワイヤーを引っ張る仕組みなので運転席に専用のレバーがあることが多い。
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一方、電磁式オープナーはボタンスイッチを押して開閉するタイプです。
電磁式オープナーの多くは、リモコンキーにトランクやバックドアを開閉するためのスイッチがあるのが特徴です。
それに加えて、電磁式オープナーによるトランクの開け方は、車種によって様々な方法があります。
たとえば、リモコンキーを携帯した状態で、車の後ろのエンブレムに手をかざすとロックが解除されるタイプや、トランクの下の部分に足をかざすと電動で開くタイプ、車の後ろのワイパーの付け根部分にスイッチがあるタイプなど、様々です。
車のトランク・バックドアが開かない原因
自動車のトランクやバックドアが開かない原因については、いろいろなことが考えられます。
リモコンキーの電池切れのように故障の心配がないケースもあれば、トランクオープナーの不具合により点検・修理が必要がケースもあります。
ここでは、車のトランク・バックドアが開かない時に考えられる、主な原因についていくか紹介していきます。
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トランクの蓋に何か挟まっている
トランクの蓋を閉める時に、衣類やキャンプ用シートなど、何か薄い物が挟まっていると、トランクオープナーのロックが不安定になり、そのまま開かない状態になってしまうことがあります。
ある程度の厚みのある物が挟まっている場合は、そもそもトランクが閉まらないので、こういった事態にはなりにくいのですが、たとえばキャンプ用に準備したビニールシートなどは、とても薄いのでトランクの蓋に挟まったままロックしてしまうことがあるので注意が必要です。
トランクの開け方は1つだけではなく、運転席にあるトランク・バックドアのスイッチもしくはレバーで開閉してみたり、トランクの鍵穴に直接キーを差し込んでみたりして、一度トランクが開いて挟まっている物を取り除くことができれば、元通り開閉できるようになることがあります。
ただし、それでもトランクが開かない場合は、無理に開けようとして故障を招くよりも整備工場などに依頼する方が良いでしょう。
リモコンキーの電池切れ
車のリモコンキーには、大抵はボタン電池1つが内臓されていて、その電池が切れるとスイッチを押してもトランクが開かないばかりか、全てのドアの開閉ができなくなります。
その場合の開け方は、鍵穴に直接キーを差し込んで開閉することはできます。
リモコンキーの電池は消耗品なので、新しい電池に交換するればOKです。
リモコンキーの電池交換は、ドライバーで内部を開いて同じ電池を交換するだけなので、自分で交換できなくもないのですが、ビギナーの方は分からないこともあると思うので、整備工場のスタッフに相談してみると良いしょう。
バッテリー上がり
バッテリー上がりとは、つまり自動車の電気切れです。
トランクやバックドアの開閉システムは電気で作動しているで、バッテリー上がりはトランクが開かない原因になります。
バッテリー上がりが起きてしまったら、他の車のバッテリーから電気を補充することで回復することがあるので、自分でできない場合は、近くのガソリンスタンドや整備工場などに連絡すると良いでしょう。
車はエンジンを作動することで発電し、常にバッテリーに電気を溜めていますが、頻繁に車を走らせているにもかかわらずバッテリー上がりが起こってしまう場合は、バッテリーに寿命がきている可能性も考えられます。
バッテリーの寿命は一般的に2~3年ほどで、バッテリー上がりが起こる前に交換しておくと良いでしょう。
ワイヤー切れ
車のトランクやバックドアの開閉システムに何らかの故障が起きたことが原因で、トランクが開かないという場合も考えられます。
たとえば、ワイヤー式オープナーでは、ワイヤー切れが起こっていることが原因で、正常に作動しないケースがあります。
この場合は、ワイヤーを含むトランクオープナーの内部部品を整備工場などで交換する必要があります。
配線切れ・ヒューズ切れ
電磁式オープナーでは、配線切れやヒューズ切れによって、電気の供給が正常に行われていないことが原因でトランクやバックドアが開かないということも考えられます。
トランクオープナーの故障は修理が必要なので、まずは整備工場などで点検を行う必要があります。
昔の車は、はっきりとした原因がなくても、ヒューズの寿命のようなもので、突然ヒューズが切れるということがありました。現在は、ヒューズの新しい種類が登場し、性能も向上したため、何の原因もなく急にヒューズが飛ぶことはほとんどありません…
アクチュエータ(電動式のモーター)の故障
配線切れやヒューズ切れもなく、電気の供給が正常に行われているにもかかわらず、トランクが開かない場合は、アクチュエータ自体が故障している可能性があります。
アクチュエータとは、電気や油圧などエネルギー源を動力源として機械的に動く装置の総称で、自動車では一般的に電動式のモーターを言います。
トランクやバックドアの開閉システムもアクチュエータによって作動しているので、この部分に不具合が起こるとトランクが開かない原因になります。
その場合は、アクチュエータの交換が必要なので、整備工場などで点検・修理を行うようにしましょう。
自動車のトランク・バックドアが開かない原因については、今回の記事で紹介した内容以外にも様々なことが考えられます。
無理にトランクを開けると、さらに故障を招くこともあるので、整備工場などに依頼すると良いでしょう。
車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。
いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。
そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。
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