車のタイヤ交換をする際に、なかなかホイールナットが外れないという経験をしたことはありませんか?今回は、ホイールナットが外れない原因と対処法について紹介します。
車のタイヤのホイールナットが外れない原因
車のホイールナットが外れない原因については、使い古したホイールナットの角が丸くなって回らないことや、ホイールナットが錆び付いていることなど、様々なことが考えられます。
なかなか外れないホイールナットは、潤滑油をつけて少しずつ緩めていくしかないです。ホイールナットが錆び付いている場合は、タイヤを軽く叩いてみると、その振動で錆び付いている部分が剥がれて、ホイールナットが動きやすくなることがあります。
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ただし、ホイールナットではなく、ハブボルトの方が破損している場合は、DIYで対処するのは難しいので、整備工場などに依頼するようにしましょう。
ハブボルトの破損の主な原因は、ホイールナットの締め過ぎと、ホイールナットを斜めに入れていることです。
これらの原因で、ハブボルトのネジ山が破損すると、ホイールナットが空回りして外れないことがあります。正しい角度でホイールナットを締めないと、最悪の場合ハブボルトが折れてしまうこともあるので注意が必要です。
ホイールナットの締め過ぎ防止にはトルクレンチがおすすめ
車のタイヤが外れない主な原因は、ホイールナットの締め過ぎによるものです。タイヤ交換時によくやりがちなのが、レンチに全体重を乗せて足でホイールナットを締めるという行為ですが、これでは締め過ぎてしまいます。
車のホイールナットの締め付けトルクは、普通乗用車では90~110N・m(9~11kgf・m)程度で、軽自動車では70~90N・m(7~9kgf・m)程度が目安になります。
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トルクレンチがあると締め付けトルクを設定できるので、ホイールナットの締め過ぎ防止に役立ちます。トルクレンチは、ホイールナットを外す時にも使えるので、タイヤ交換の際に持っていると便利な工具です。
トルクレンチを使って締め付ける力を数値化すると、普段はホイールナットを締め過ぎていたことがよく分かります。
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