長年同じ自動車に乗っていると、ルームミラーのボールジョイントの部分が緩み、グラグラして下がってくることがあります。今回は、ルームミラーの緩みをDIYで固さ調整する方法や、ルームミラーの交換費用の目安などを紹介します。
自動車のルームミラーがグラグラして下がる原因
自動車のルームミラーの構造は車種によって異なりますが、大抵は、ミラーと台座の接続部分がボールジョイントになっていて、それをリング状の部品で固定しています。
自動車のルームミラーがグラグラして下がる主な原因は、このリング状の部品が破損することで、ボールジョイントが緩んでしまうからです。
ボールジョイントを固定しているリング状の部品は、プラスチック製なので、紫外線による経年劣化で亀裂が入ってしまうことがあります。特に運転者が頻繁に代わる車両は、ルームミラーを動かす機会も多くなるので、ボールジョイントがぐらついてきます。
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ルームミラーの緩みをDIYで固さ調整する方法
車種によっては、ルームミラーのボールジョイントの部分に、固さ調整をするためのネジがあるものがあります。このような車両は、ボールジョイントの部分のネジをドライバーで締めるだけで、ルームミラーの緩みを改善することができます。
しかし、ルームミラーのボールジョイントを差し込んで、リング状の部品で固定しているタイプのものは、リング状の部品が割れて広がってしまったことが、ルームミラーがグラグラして下がる原因です。
この場合は、広がってしまったスペースを埋めるために、100均などで売っている薄い滑り止めシートや、厚さ0.5mm以下のゴムシートなどを適当な大きさに切って、リング状の部品とボールジョイントの間に挟むことで固さ調整ができます。
ただし、リング状の部品の破損の具合によって、間に挟むゴムの量が異なるので、ボールジョイントを強引に差し込むと、プラスチック製の部品がもっと破損してしまう恐れがあります。ですから、DIYで固さ調整するのは自己責任になります。
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ルームミラーの交換費用の目安
自動車のルームミラーがグラグラして下がる時の修理を整備工場などで行う場合は、新しいルームミラーを取り寄せて交換することになります。
ルームミラーの交換作業は、固定部分のネジを外す、もしくは爪止めを外して、新しいルームミラーに交換するだけなので、工賃が高くなることはほとんどありません。工賃はせいぜい500円~1,000円程度です。
ルームミラーの部品代は車種によって大きく異なりますが、国産の普通車でしたら、3,000円~7,000円程度です。ですから、ルームミラーの交換費用は、工賃と部品代を合わせて4,000円~8,000円程度が目安になります。
ただし、デジタルルームミラーの場合は、電装系の作業があるので工賃はもっと高くなりますし、デジタルルームミラーの部品代も高額です。デジタルルームミラーの交換費用は20,000円以上することもあります。
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