自動車のホイールキャップ(ホイールカバー)やホイールセンターキャップは、何度も取り外していると緩んでしまい、いつの間にか外れていることがあります。走行中にホイールキャップが外れた場合は、周囲の歩行者や運転者を危険にさらす恐れがあるので注意が必要です。
今回は、ホイールキャップの必要性と、非純正のホイールキャップを使用して車検を通す際の注意点などを紹介します。
ホイールキャップ(ホイールカバー)が外れたけど必要あるの?
結論から言うと、ホイールキャップ(ホイールカバー)、またはホイールの中心のハブ部分だけを覆うホイールセンターキャップなどは、無くても車検が通ります。ですから、ホイールキャップが外れたからといって自動車の走行に問題はありません。
タクシーや農業で使う軽トラなど、商用車の多くはもともとホイールキャップが付いていません。ですから、ホイールキャップやホイールセンターキャップは、必ずしも必要なわけではないのです。
それでは、ホイールキャップは何のためにあるのでしょうか?その役割についても、少し触れておきたいと思います。
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ホイールキャップやホイールセンターキャップの役割
自動車のホイールは、大きく分けて鉄製の「スチールホイール」と、合金アルミ製の「アルミホイール」の2種類があります。
スチールホイールは強度が高いですが錆びやすく非常に重いです。加工しにくく同じ型の物を大量生産しているので価格が安いという反面、デザイン性が低いです。これらのデメリットを補うために、ホイールキャップで覆って、泥や小石、雨などの侵入を防いだり、デザイン性を高めたりしています。
アルミホイールは、錆びにくく軽量で燃費にやさしいです。加工のしやすさからデザイン性も高いので、ホイールの中心のハブ部分に装着するホイールセンターキャップを使用することが多いです。ホイールセンターキャップもハブ部分に、泥や小石、雨などの侵入を防ぐ役割があることと、足回りのドレスアップが目的で使用することがあります。
ホイールキャップやホイールセンターキャップの役割は、ホイールナットやハブ部分などを守る役割はあるものの、主な目的は足回りのドレスアップです。ですから、ホイールキャップが外れても、見た目が気にならないのであればそのままでも大丈夫です。
むしろ、純正ではないホイールキャップを後付けする場合は、サイズの合わないものを装着すると、車検を通すことができません。走行中に外れたら危険なので、ご自身の車に合ったものを選ぶ必要があります。
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車検はホイールキャップやホイールセンターキャップのはみ出しに要注意
ホイールキャップやホイールセンターキャップが外れた時は、新たに純正部品を取り寄せて装着すれば問題ないのですが、非純正部品を使用する場合は、ご自身の車のホイールのサイズに合ったものを付けないと、車検が通らないことがあるので注意が必要です。ホイールのサイズを測って、メーカーの適合表を確認すると良いでしょう。
保安基準を守らなくては車検を通すことはできません。ホイールキャップの大きさがホイールのサイズに合っていることは勿論ですが、車体からはみ出していないかということも重要です。
2017年の法改正により、タイヤのはみ出しは10mm未満であれば認められていますが、ホイールキャップやホイールセンターキャップ、ホイールナットなどのはみ出しは認められていません。
非純正のホイールキャップやホイールセンターキャップを使用する場合は、サイズとはみ出しに注意してドレスアップを楽しむと良いでしょう。
ホイールセンターキャップは、各メーカーのロゴを使った商品がいろいろあるので、このようなものを使うとデザインがまとまりやすいです。
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