車の給油口が開かない・閉まらない原因は?修理費用の目安を紹介!

自動車の給油口のトラブルは、燃料を補給できないので早急に修理する必要があります。給油口が開かない場合はもちろんですが、給油口が閉まらない場合も問題です。

車の給油口の蓋が開く仕組みはとてもシンプルです。ですから、給油口のトラブルの原因も、ワイヤー切れなどシンプルな原因が多い。

今回の記事では、車の給油口が開かない・閉まらない原因と、その修理費用の目安について紹介します。

まずは、車の給油口の開け方と仕組みについて、簡単に確認していきましょう。

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車の給油口の開け方と仕組み

自動車の給油口の開閉は、専用のレバーを引くことで行います。このレバーのある位置は、車種によって異なりますが、一般的には運転席の右下の付近に設置されています。

運転席のダッシュボードの下や、フロアマットの右側など、に給油ランプと同じマークがついているレバーがあるはずです。レバーの位置が分からない場合は、自分の車の取扱説明書で確認することができます。

車種によっては、給油口の蓋に鍵の差し込み口があるタイプもあります。これは緊急の時に利用するものなので、いずれにせよ、取扱説明書で給油口の開閉レバーの場所を確認すると良いでしょう。

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車の給油口の開閉は、レバーと繋がったワイヤーを引くことで、蓋のロックを解除するという、とてもシンプルな仕組みです。

給油口の蓋は、バネによって常に開く力がかかっています。その状態で開かないように棒状に突起した部品(車種によって異なる)でロックされています。この部品をワイヤーで繋がっている車内のレバーを引くことでロックが解除されて、バネの力で蓋が浮き上がって開くという仕組みです。

電動のスイッチ式の場合は、電気信号を機械的な動きに変えるためのソレノイドという部品が反応して、給油口の蓋のロックを解除しています。

なかには、給油口の蓋とキャップが同化しているタイプ(キャップレス)もありますが、蓋の開け方は、ワイヤー式か電動式かのいずれかになります。

車種によっては、スイッチを引くとハッチが開き、スイッチを押すと給油口が開くタイプもあります。このようなタイプでも仕組みはワイヤーで引っ張るだけです。

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車の給油口が開かない原因

給油口の開閉はとてもシンプルな仕組みなので、給油口が開かない原因もいたってシンプルなものです。

蓋が開かない時の最も多い原因は、ワイヤー切れです。給油口の蓋が閉まった状態(ロックした状態)で、内部のワイヤーが切れているので、運転席にある専用のレバーを引いても、車の給油口が開かないというわけです。

ワイヤー自体はとても丈夫なものなので、途中で切れるということはあまりありませんが、ワイヤーとレバーや蓋の開閉部分の繋ぎ目が破損しやすい。繋ぎ目部分が樹脂製の部品を使っていることがあり、この部品が劣化してワイヤーが外れてしまうことがあります。

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ワイヤー切れの他にも、蓋を開くためのバネの問題もありますが、その場合は少しでも浮き上がっていれば手で蓋を開けることができることが多い。

やはり、車の給油口が開かない原因としても、最も可能性が高いのが、ワイヤー切れまたは、その関係する部品の破損が考えられます。

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修理費用の目安

ワイヤー切れの場合の修理は、ワイヤーを新しいものに交換することになりますが、このワイヤーは車内のカーペットの下を通っているので、ある程度内装を剥がさなくてはいけません。この作業が意外と時間がかかるので、工賃がある程度かかる場合があります。

ワイヤー代は5,000円前後で、工賃が5,000~8,000円程度で、合計10,000円前後の修理費用は覚悟する必要があります。車種によってワイヤー代は異なりますが、高級車でもなければ5,000円前後で済む部品です。工賃は5,000~8,000円程度が目安です。作業時間が短く済んで良心的な整備工場であれば、もう少し安くなるかもしれません。

車の給油口が閉まらない原因

車の給油口のトラブルで最も多いのは蓋が開かないという状態ですが、希に給油口が閉まらないというケースもあります。

車の給油口が閉まらない時に考えられる原因のひとつとして、蓋をロックするする部分の不具合が挙げられます。給油口の蓋を開けて中を見ると、給油口の端に棒状の突起物があるのが分かると思います。これが出たり入ったりすることで蓋が固定される仕組みになっています。

通常は給油口の蓋はバネの力により開こうとする力が常にかかっています。その力を抑えるために、内部で突起した棒状の部品でロックしています。この部品に何らかの不具合があることで蓋をロックできない状態になっていると考えられます。

このロックするための部品は、内部のワイヤーとその先のレバーとも繋がっています。蓋のロックが解除された状態で、内部のワイヤーに何らかの問題が生じれば、そのままロックできない状態が続くこともありますが、状況的に希なケースです。

また、電動式の場合は電気信号を機械的な動き(ロックする動き)に変えるためのソレノイドという部品が機能していない可能性も考えられます。その場合はその部品自体の故障か、もしくは配線不良が原因になります。

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修理費用の目安

車の給油口が閉まらない原因は、「蓋をロックする部品の不具合」「ワイヤーの不具合」「ソレノイドまたは配線不良」など、様々なことが考えられますが、修理作業としてやることは給油口が開かない場合と同じです。まずは運転席にある専用のレバーを引いてみて反応を調べてから、結局は内装を剥がして内部になるワイヤーの状態を調べていきます。状況に応じて配線などの状態も調べていきますが、給油口を開閉する仕組みがシンプルなので調べることも同じです。

ですから、修理費用の目安も同じで、部品の交換代金が5,000円前後で、工賃が5,000~8,000円程度で、合計10,000円前後の修理費用が目安となります。当然ですが、車種によって部品の代金は異なります。依頼する整備工場によって設備や作業時間が異なるので、工賃がもう少し安いところもあるかもしれません。

車の修理費用は、依頼する整備工場によって大きく違うことがあります。

いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。

そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。

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