車のタコメーターが動かない原因は?表示の見方や故障の症状について紹介!

車のタコメーターが動かない原因は?表示の見方や故障の症状について紹介!

自動車のタコメーターが動かない、エンジンの回転数が不安定などの不具合が起こる原因については、様々なことが考えられますが、主な原因は「エンジン」「配線」「タコメーター本体」の故障が考えられます。

故障の症状については、状態によっていろいろありますが、最も多いケースは、スピードメーターは正常に動くにもかかわらず、タコメーターだけ動かないという状態です。

今回の記事では、車のタコメーターが動かない原因やタコメーターの表示の見方などを紹介します。

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タコメーターとは

タコメーターとは、車のエンジンの回転速度を表示するための計測器です。

車種によってはタコメーターがない車もありますが、一般的にタコメーターは、スピードメーターの横に配置されています。

MT車(マニュアル車)では、タコメーターの回転数とスピードメーターの速度を確認し、クラッチを繋ぐ適切なタイミングの目安にするとができます。

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AT車(オートマ車)の場合は、エンジン回転数を自動制御していることがあるので、車種によってはタコメーターが存在しない車もあります。

自動車のタコメーターは、MT車だけでなくAT車の場合でも、日頃から数値を確認していると様々なメリットがあり、故障などのエンジンの不具合を早期に発見することができます。

車-タコメーター-動かない-原因-表示-見方-故障-症状-メーター画像

タコメーターが動かない原因

タコメーターが動かない原因については、エンジン、配線、タコメーター本体などの故障が考えられます。

いずれの場合も修理や部品交換の必要があるので、まずは整備工場などで点検を受けるようにしましょう。

正常なタコメーターは、アイドリング時で目盛の1(1000r/min)あたりを表示します。

この数値は極端に違ったり、数値が安定しない場合は、何らかの不具合が起こっている可能性があります。

タコメーターに不具合が起こる症状については、メーターが全く動かないという症状の他にも、タコメーターの数値が不安定に表示されたり、エンジンを切っている状態にもかかわらずメーターの針がピクピク小刻みに動いていたりなど、様々な症状があります。

最も多くみられる症状は、スピードメーターは正常に動いているにもかかわらず、タコメーターだけ動かないという状態です。

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エンジンもしくは周辺機器の故障

車のタコメーターは、エンジンの回転数を計測する装置なので、タコメーターが動かない場合は、まずはエンジンに不具合がないかを点検する必要があります。

整備工場で点検を行う場合は、コンピューターで回転数やセンサーなどエンジンの状態が分かる診断機を繋いで、エンジンが正常に作動しているかを確認します。

エンジンの不具合が原因でタコメーターが動かない場合は、エンジンもしくはエンジンに関係する部分の修理・交換が必要です。

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配線の不具合

診断装置を繋いで試運転を行い、エンジンの不具合がない場合は、配線の不具合やタコメーター本体の故障が原因でタコメーターが動かない可能性があります。

配線の不具合は、アースポイントと呼ばれる複数のアース線を束ねて固定している部分で起こりやすい。

 

タコメーター本体の故障

車のエンジンと配線に問題がないにもかかわらず、タコメーターが動かない場合は、タコメーター本体の故障が原因で動かないという可能性が考えられます。

この場合は、タコメーターの交換が必要ですが、新品は値段が高いため、中古品の対応で済ませるケースが多い。

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タコメーターの見方

車のタコメーターは、1分間にエンジンが何回転しているかを表示する装置です。

単位は「r/min」もしくは「rpm(revolutions per minuteの略)」になります。

タコメーターには「×1000r/min」という表示があり、メーターが指し示す数値に1000をかけたものがエンジンの回転数になります。

たとえば、タコメーターの目盛が2を表示している時の見方は、「2×1000」でエンジンの回転数は2000r/minになります。

タコメーターの役割

タコメーターの役割ついては、エンジンの回転状況を知ることでMT車の運転をスムーズにすることや、エンジンの不具合の早期発見に役立つことなどが挙げられます。

MT車の場合は、エンジン回転に適したギアチェンジをスムーズに行うことで、クラッチやタイヤなどの部品の摩耗を防ぐことができます。

タコメーターには、レッドゾーン(メーター内で赤く表示されている部分)と呼ばれるエンジン性能の限界を超えた回転領域があります。

この領域を頻繁に超えていると、エンジン破損の原因になります。

また、適した速度を保ちながらエンジン回転数を抑えると燃費の向上に繋がります。

タコメーターが示すエンジンの回転数は、エンジンの状態を表しています。

タコメーターが動かない、回転数が不安定など、数値に異常がある場合は、故障の早期発見に役立ちます。

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タコメーターの重要性は薄れている!?

MT車では、運転をスムーズにするという意味でタコメーターは重要なものですが、AT車が主流となった現在では、もともとタコメーターがついていない車が増えています。

AT車の場合は、エンジン回転が自動制御されているものが多く、エンジン性能の限界を超えた回転領域になることがほとんどありません。

車種によっては、大まかな回転数しか表示されないバータイプのタコメーターもあり、重要性が薄れてアクセサリーのような存在になっているケースも少なくありません。

また、ハイブリッドカーの場合は、エンジン駆動と発電の両方でエンジン回転数が変動するので、アクセル操作がそのままエンジン回転数に関係するとは限らない。

そのため、ハイブリッドカーには、タコメーターがついていないケースがあります。

ただし、エンジンの状態を知るうえでタコメーターは全く不要であるとは言い切れない。

車好きであれば、エンジンの回転数を把握することは、走行中の楽しみの1つでもあります。

そんな方には、後付けで別売りのタコメーターを設置することも可能です。

 
タコメーターが動かないなどの不具合が起こる原因については、様々ことが考えられます。

異常を感じたら、早めに整備工場などで点検を行うようにしましょう。

車の修理の値段は、整備工場によって大きく違うことがあります。

いつも利用している整備工場が、実は高い値段で修理していたというケースも少なくありません。

そのため、複数の整備工場を比較検討することをお勧めします。

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