車のドアを開けると警告音が鳴る原因は車種によって異なりますが、故障以外で考えられる全ての原因を解説していきます。ドアを開けるとピーピー音が鳴る主な原因は、車のセキュリティに関係するものですが、車に乗る時よりも車から降りる時の方が、多くの原因が考えられます。
車のドアを開けると警告音が鳴る原因
車に乗る時にピーピー音が鳴る
スマートエントリーやキーレスエントリーを使って施錠された車のドアを、鍵穴に直接キーを入れて解錠すると、セキュリティシステムが作動し、「ピーピー」という警告音が鳴り出します。
これは、セキュリティシステムが不正な侵入だと判断したためです。車のエンジンを始動すると警告音は止まります。
スマートエントリーやキーレスエントリーを使えない時に、このようなことは起こりやすいです。たとえば、スマートキーやワイヤレスキーの電池が切れているので、鍵穴に直接キーを入れて解錠した時や、マスターキーが使えずに、代わりにサブキーを鍵穴に挿し込んだ時などに、警告音が鳴ってしまうということがよくあります。
車のドアだけではなく、ボンネットやテールゲートが無理やり開けられた場合も、セキュリティシステムが不正な侵入を検知して、ピーピー音が鳴ります。
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車から降りる時にピーピー音が鳴る
ライトの消し忘れ
ライトを点灯したまま車のドアを開けると、ピーピー音が鳴る原因になります。この場合は、ライトスイッチをOFFにすれば、警告音が止まります。
窓やドアが確実に閉まっていない
車の窓が開いていたり、ドアが確実に閉まっていないと施錠できないので、車を降りる時にピーピー音が鳴ります。この場合は、窓やドアをきちんと閉めれば、警告音が止まり施錠できるようになります。
シフトレバーが「P（パーキング）」以外になっている
シフトレバーの位置が、「P（パーキング）」以外になっている状態で、車のドアを開けるとピーピー音が鳴る原因になります。この場合は、シフトレバーの位置を「P（パーキング）」にすることで、警告音は止まります。踏み込み式の場合は、べダルを踏んで「P（パーキング）」にすることを忘れないようにしましょう。
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車内にキーを置き忘れている
スマートキーは、ポケットやバッグにキーを入れたままで車に近づいたり、ドアに触れるだけでドアが開くので、うっかり車内にキーを置き忘れてしまうことがよくあります。この状態で車のドアを開けると、降りる時にピーピー音が鳴ってしまいます。この場合は、キーを見付けて車の外に持ち出せば、スマートエントリーの機能で施錠でるようになります。
プッシュスタートではなく、鍵穴に直接キーを挿し込んでエンジンを始動する車は、キーを挿したままの状態で、車のドアを開けると警告音が鳴り出します。この場合は、鍵穴からキーを抜くことで警告音が止まります。
車内からドアロックを解錠してドアを開けた
スマートエントリーやキーレスエントリーを使わずに、車内からドアロックを手動で解錠してドアを開けると、降りる時にピーピー音が鳴ります。スマートエントリーやキーレスエントリーの機能を使って施錠すれば、警告音は止まります。
電子キーの電池残量が少ない
スマートキーやワイヤレスキーなどの電池残量が少ないと、エンジンを停止した時にピーピー音が鳴って知らせてくれます。このタイミングで気付かないと、車のドアを開けたことが原因だと勘違いすることが多いです。この場合は、早めに電池を交換しておきましょう。
コイン形リチウム電池
今回の記事で紹介した内容は、車のセキュリティシステムの正常な反応なので故障ではありません。これらの内容に当てはまらない場合は、何らかの故障の可能性が考えられるので、ディーラーや整備工場などで点検を受けてみると良いでしょう。
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