車のグローブボックス(助手席の前にある収納ボックス)が開かない状態のままにしておくと、中にある物が取り出せないだけではなく、グローブボックスの奥にあるエアコンのフィルターも交換することができなくなります。今回は、グローブボックスが開かない原因と対処法について解説していきます。
車のグローブボックスが開かない原因
車のグローブボックスが開かないという症状は、国産車よりも海外メーカーの輸入車に多く見られる傾向があります。その理由は、海外メーカーの高級車のグローブボックスには、キーロック機能が付いていることが多く、この機能の誤作動が原因で、グローブボックスが開かないということがあるのです。
たとえば、グローブボックスが電動で開く車は、スイッチや配線の不具合でグローブボックスが開かなくなることがあります。または、グローブボックスにマスターキーを差し込んで解錠する車は、鍵穴部分の不具合が原因でグローブボックスが開かないことがあります。
国産車の場合は、手動でグローブボックスを開閉する車種が多いので、グローブボックスが開かない主な原因は、グローブボックスの中にたくさんの物を入れ過ぎていることや、蓋のロック部分の故障などが考えられます。
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グローブボックス内に大き目のボックスティッシュを入れていると、中で引っ掛かってグローブボックスが開かないことがあります。または、蓋のロック部分自体が劣化して壊れていることが原因になっていることもあります。
グローブボックスの中に、車検証などの重要な書類を保管している場合は、グローブボックスが開かないと車検ができないので困ってしまいます。
車種によっては、エアコンのフィルターがグローブボックスの奥に設置されていることがあるので、グローブボックスが開かないと、エアコンのフィルターが交換できなくなってしまいます。
車のグローブボックスが開かない時の対処法
グローブボックスの中に物が詰まって開かない場合は、グローブボックスの蓋の隙間から、プラスチック製のヘラや定規などを差し込んで、ロック部分の周辺にある物を押し潰してみると開くことがありますが、おそらく、この記事をご覧になっている方の多くは、ご自身でできることはやり尽くした状態なのだと思います。
グローブボックスの構造や開閉の仕組みは、車種によって異なるので、まずは、グローブボックスが開かなくなった車について熟知しているディーラーに相談すると良いでしょう。
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ディーラーの対処法はグローブボックスの状態や車種によって異なります。グローブボックスが電動で開く車は、スイッチ不良や配線トラブルなどを修理する必要があります。
また、車の構造によっては、グローブボックスの後ろ側から、中に詰まった物を取り出せることができる場合もあります。
どうしてもグローブボックスが開かない場合は、最終手段としてロック部分をドリルなどで壊して、新しい部品と交換するということもあり得ます。
グローブボックスが開かないという症状は、海外メーカーの輸入車に多いので、YouTubeで「glove box won’t open」などの英語のキーワードで検索すると、開かなくなったグローブボックスの開け方を解説する動画がいくつかアップされています。ただし、強引な開け方が多いので、やる時は自己責任になります。
グローブボックスの仕切り
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