長年、自動車を乗っていると、どうしても樹脂パーツが傷んで白化してしまうことがあります。今回は、白く変色した未塗装樹脂パーツを、黒く艶やかなパーツに復活させるコーティング剤を紹介します。まずは、車の樹脂パーツがなぜ白化するのかについて確認していきましょう。
車の樹脂パーツはなぜ白化するのか?
自動車の部品は、鉄やアルミなどの金属製部品と、樹脂で出来たプラスチック製部品があります。樹脂パーツは、熱可塑性樹脂や汎用樹脂など様々な材質で出来ていますが、樹脂パーツに共通して言えることは、紫外線によって劣化するということです。
車のワイパー周りやドアミラー周り、フェンダーアーチ、バンパーなど、至る所に樹脂パーツが使われています。最初のうちは黒く艶やか樹脂パーツだったとしても、長年紫外線に当たると劣化して白っぽく変色します。
紫外線により表面がボロボロになった樹脂パーツに雨風が当たると、さらに損傷が酷くなり白化が進みます。
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それでは、なぜ紫外線に弱い樹脂パーツを車の部品として採用しているのでしょうか。それは、樹脂パーツは、金属製部品よりも耐腐食性に優れているため、ワイパー周りやドアミラー周り、フェンダーアーチ、バンパーなどの腐食しやすい場所の部品として適しているからです。
さらに、樹脂パーツは、金属製部品よりも軽量というメリットがあります。アルミパーツも軽量ですがコストがかかるため、比較的低コストで軽量な樹脂パーツを採用しているわけです。
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白化した樹脂パーツを復活させる未塗装樹脂コーティング剤
この商品は、白化した樹脂パーツにコーティング剤を塗るだけで、しっとりとした黒さと耐久性が復活します。UV吸収剤配合なので、未塗装樹脂部分を強い紫外線から守り、再び白化するのを防いでくれます。この商品は、未塗装樹脂パーツだけではなく、ゴムパーツにも使えるのでおすすめです。
このコーティング剤の使い方は、あらかじめ樹脂パーツ部分の汚れを洗い落として、水滴を拭き取ってから樹脂パーツにコーティング剤を均一に塗り伸ばし、付属クロスで軽く拭き取れば施工完了です。
施工後24時間は触ったり濡らしたりしないでください。劣化が酷い樹脂パーツは、1回の施工だけでは十分な効果が得られない場合があるので、繰り返し施工すると良いでしょう。
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