車のタイヤの空気圧や交換時期は?スタッドレスタイヤの寿命とサイズ変更の注意点について紹介!
タイヤは、自動車のボディを支えている重要な役割を担っています。
タイヤの空気圧と溝の点検は、安全運転にとって大切なポイントです。
タイヤ交換の目安となるのは、ノーマルタイヤの「スリップサイン」という印とスタッドレスタイヤの「プラットフォーム」という印です。
これらの印は、タイヤの寿命を表すものです。
タイヤの空気圧が低いとどうなる?
タイヤの空気圧が低い状態で走行すると、ハンドルを取られるようになったり、乗り心地が悪くなったりと、様々な不具合が生じます。
タイヤの空気圧が低いと地面に接する面積が広くなるので、路面に対する抵抗が大きくなり燃費も悪化します。
それとは逆に、タイヤの空気圧が高過ぎる状態でも、摩耗の原因や直進安全性の悪化に繋がるので、指定された空気圧を保つことが重要です。
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タイヤ自体に問題がない状態でも、タイヤの内側の空気は自然に抜けていきます。
安全のためには、1カ月に1回は、タイヤの空気圧の点検を行うと良いでしょう。
タイヤの空気圧が低下している状態は、目視しただけでは分かりにくいので、必ずタイヤ空気圧を測定する空気充填機を使用するようにしましょう。
タイヤの空気圧の点検方法
適正の空気圧は、車種や装着タイヤサイズによって異なります。
正しい空気圧の数値は、車の取扱説明書、もしくは運転席のドアを開けたところに表示されているので、適正数値に従った空気圧まで充填しましょう。
ガソリンスタンドには、タイヤ用の空気充填機が設置してあります。
店舗によっては、自由に充填機を使用できるところもあります。
タイヤ交換時期(寿命)
新品のノーマルタイヤの溝は、約8mmです。
法律で定められているタイヤの溝は、いずれの部分においても1.6mm以上の深さがなくてはいけません。
タイヤの側面には「△」の印が何カ所かについています。
その印が示すタイヤの溝の深さが1.6mmになっていて、この部分を「スリップサイン」といいます。
タイヤが摩耗してスリップサインが現れたら交換の時期です。
車のタイヤは、全く走行していなくても年々劣化していきます。
3~4年ほどの時期を目安に交換するのが一般的です。
その他にも、タイヤの側面にひび割れがあったり、タイヤの横が盛り上っている場合はタイヤ交換の時期です。
特にタイヤの横が盛り上がっている状態は、タイヤ内のコードが断裂してる可能性があるのでとても危険です。
この場合は、早急にタイヤ交換をすることをお勧めします。
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スタッドレスタイヤの寿命が分かる「プラットホーム」とは?
スタッドレスタイヤの側面には「↑」印があり、その矢印が示すタイヤの溝には「プラットホーム」と呼ばれるスタッドレスタイヤの寿命が分かる部分があります。
地面に接地するタイヤ面が、新品の状態の50%まで摩耗すると、凍結路・積雪路での滑り防止機能が低下して冬用タイヤとして使うことはできません。
スタッドレスタイヤの寿命を表すタイヤの溝の50%の位置にプラットホームがあります。
タイヤが摩耗してプラットホームの部分が表面に出てしまった状態が寿命になります。
乾燥した道路で急ブレーキをしたり急発進をするとスタッドレスタイヤの寿命が短くなるので丁寧に走行するように心がけましょう。
スタッドレスタイヤの柔らかいゴムを硬くしてしまうと、タイヤの寿命が短くなります。
タイヤを硬化させないための保管方法は、直射日光を避けて、温度変化の少ない場所で保管すると良いでしょう。
スタッドレスタイヤに限らず、タイヤの保管は、空気圧を使用時の半分程度まで下げてタイヤに負担をかけない状態にすることが基本です。
ただし、次回の使用前に適正空気圧に戻す必要があるので、ガソリンスタンドや整備工場などでスタッフに作業をお願いすると良いでしょう。
タイヤのサイズ変更でやってはいけないことは?
タイヤサイズを変更する時には、次の2つのことを注意する必要があります。
1.タイヤの外径サイズを変更しない。
2.タイヤの横幅は車体に合わせる。
タイヤのサイズを変更すること自体に規制はありませんが、走行に不適切な状態では、不正改造車として取り締まりの対象になります。
タイヤの外径サイズを変更しない
タイヤの外径を変えると、スピードメーターに誤差が生じたり、車体へ悪影響を及ぼすこともあります。
タイヤサイズの変更は、インチアップという方法が基本です。
インチアップとは、タイヤの外径は変えずに内径だけを大きくする方法です。
通常のタイヤサイズよりもの低扁平率化するので、ステアリングレスポンスが向上し、引き締まった乗り心地になります。
ただし、その乗り心地が通常よりも硬く感じることもあります。
インチアップした時の外径誤差の許容範囲は、マイナス3%からプラス2%と言われています。
タイヤの横幅は車体に合わせる
フェンダーよりも外側にタイヤがはみ出している場合は、ブレーキ機構に悪影響を及ばしたり、歩行者に危害を及ぼす恐れがあります。
そのため不正改造車とみなされ、取り締まりの対象になります。
タイヤやホイールを交換する時は、車体に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
自動車に発生する異音を文字にするのは難しいことですが、走行中の足回りに次のような異音が生じた場合は、早急に点検を行う必要があります。
「シャリシャリ」「キーキー」「キュルキュル」など、足回りで何かが擦れているような異音。「ギシギシ」「キュルキュル」など、足回りで何かがきしむような異音…
車のタイヤの空気圧や交換時期は?スタッドレスタイヤの寿命とサイズ変更の注意点について紹介!
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