100円ショップやホームセンターで手軽に購入できるアルカリ電解水。油汚れや手垢に強く、車内清掃にも活用する方が増えています。しかし、アルカリ電解水は万能ではありません。使う場所を間違えると、素材を傷めたり変色させたりする恐れがあります。
この記事では、アルカリ電解水を車内清掃で使う際に避けるべき場所と、安全に使うためのポイントを解説します。
アルカリ電解水の特徴

アルカリ電解水は、水を電気分解して作られたアルカリ性の液体です。一般的にpH12〜13程度の製品が多く販売されています。
得意な汚れ
アルカリ電解水は以下のような汚れに効果を発揮します。
油汚れ
● 皮脂・手垢
● タンパク質系の汚れ
● 基本的な性質
界面活性剤を含まない製品が多く、乾くと水に戻るため拭き跡が残りにくいのが特徴です。ただし、アルカリ性のため、水垢のような酸性の汚れには効果が薄い点に注意が必要です。
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車内で使ってはいけない場所
本革シート・本革ハンドル
本革は動物の皮をなめして作られた天然素材です。アルカリ性の液体に触れると、革に含まれる油分が抜け落ち、以下のような問題が起こる可能性があります。
表面の硬化・ひび割れ
● 色落ち・変色
● 光沢の消失
本革の清掃には、革専用のクリーナーを使用してください。
合成皮革(フェイクレザー)についても、表面加工が剥がれる場合があるため、目立たない場所でテストすることをおすすめします。
アルミ・アルミメッキ部品
車内にはアルミ素材の装飾パーツが使われていることがあります。ドア内側のアクセント部分やエアコン吹き出し口の周囲などが該当します。
アルミはアルカリ性に弱い金属です。アルカリ電解水が付着すると、表面の酸化や白濁、腐食による光沢の消失、メッキ剥がれといった問題が起こります。
アルミ部品の清掃には、中性洗剤を薄めたものか、水拭きが安全です。
木目パネル(天然木・塗装面)
高級車やカスタムカーには、ダッシュボードやドアトリムに木目パネルが装着されていることがあります。
天然木の場合、アルカリ性の液体は木材の繊維を傷め、塗装やコーティングの剥離、白化やシミの発生、木目の毛羽立ちといったダメージを与える可能性があります。
木目調の樹脂パネルであれば問題ないことが多いですが、判断がつかない場合は避けるのが無難です。
液晶画面・タッチパネル
カーナビやメーター内の液晶画面には、反射防止や指紋防止のためのコーティングが施されています。
アルカリ電解水を使用すると、このコーティングが剥がれ、画面のムラや虹色の変色、タッチ感度の低下、視認性の悪化が起こる恐れがあります。
液晶画面の清掃には、専用のクリーナーか、固く絞ったマイクロファイバークロスでの水拭きにとどめてください。
スイッチ類の印字部分
エアコンやオーディオのボタンには、機能を示す印字やアイコンがプリントされています。
アルカリ電解水で繰り返し拭くと、この印字が薄くなったり消えたりすることがあります。
スイッチ周りは水拭き、または中性洗剤を薄めた液で軽く拭く程度にしましょう。
アルカリ電解水を安全に使える場所
逆に、以下の場所であればアルカリ電解水を活用できます。
布製シートは皮脂や食べこぼしの汚れに効果的です。樹脂製ダッシュボードのホコリや手垢の除去にも適しています。
ドアの内張りが布や樹脂であれば、一般的な汚れ落としに使用できます。ゴム製フロアマットの泥汚れや油汚れにも効果を発揮します。
また、シートベルトの布部分についた手垢や汗汚れの清掃にも活用できます。
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使用時の基本ルール
必ず目立たない場所でテストする
素材によって反応が異なります。シートの裏側や、ドアの下部など目立たない場所で試してから使用してください。
スプレー後は素早く拭き取る
長時間放置すると素材への影響が大きくなります。スプレーしたら30秒以内に拭き取ることを心がけましょう。
仕上げに水拭きする
アルカリ成分が残ると素材を傷める原因になります。清掃後は固く絞った布で水拭きし、成分を除去してください。
濃度の高い製品に注意
pH13以上の高濃度製品は洗浄力が高い反面、素材へのダメージリスクも上がります。車内清掃にはpH12程度の製品が扱いやすいでしょう。
まとめ
アルカリ電解水は手軽で便利な清掃アイテムですが、車内のすべての場所に使えるわけではありません。
使用を避けるべき場所は、本革シート・本革ハンドル、アルミ・アルミメッキ部品、木目パネル(天然木)、液晶画面・タッチパネル、スイッチの印字部分です。
これらの場所には、それぞれ適した専用クリーナーか中性洗剤を使用してください。
正しい知識を持って使い分ければ、アルカリ電解水は車内清掃の強い味方になります。素材を確認し、テストを行ったうえで活用してみてください。
アルカリ電解水
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