ドライブレコーダーを自分で取り付ける際、ルームミラーの裏側にある「黒い点々(ドット模様)」のスペースが気になったことはありませんか?ちょうど視界の邪魔にならない位置にあるため、「ここにドラレコを貼りたい!」と考える方は多いでしょう。
しかし、そもそもこの黒いブツブツ模様は何のために存在しているのでしょうか。この記事では、黒い点々の正体と役割を解説した上で、そこにドライブレコーダーを取り付けても車検や実用上問題ないのかという疑問にお答えします。
フロントガラスの「黒い点々」の正体とは?

あの黒い点々模様は単なるデザインではありません。ドライバーの安全や車の品質を保つための重要な役割を担っています。
正式名称は「センターバイザー」または「セラミックドット」
この黒い点々は、ガラスにセラミック塗料を焼き付けて作られているため「セラミックドット」と呼ばれます。また、ルームミラー周辺に配置されているドット群は、後述する日よけの役割を持つことから「センターバイザー」という名称がついています。
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役割1:サンバイザーの隙間から入る「直射日光(眩しさ)」を防ぐ
運転席と助手席には、眩しい日差しを遮るためのサンバイザーが装備されていますが、2つのサンバイザーの間(ルームミラーの周辺)にはどうしても隙間ができてしまいます。 センターバイザーは、この隙間から差し込む直射日光を遮り、ドライバーが眩しさで視界を奪われるのを防ぐ役割を持っています。ドット状のグラデーションになっているのは、視界を完全に遮ることなく、自然に光を和らげるための工夫です。
役割2:ルームミラーの接着面の「接着剤」を紫外線から守り、外から隠す
現在多くの車では、ルームミラーがフロントガラスに直接接着されています。この接着剤が長期間強い紫外線にさらされると、劣化してミラーが落下する原因になります。 セラミックドットは紫外線を強力にカットするため、接着剤の劣化を防ぐ保護層として機能しています。同時に、外から見たときに接着剤の跡を綺麗に隠し、見栄えを良くする役割も果たしています。
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ここにドラレコの吸盤やETCアンテナを貼っても保安基準(車検)は大丈夫なのか?
本題である「黒い点々部分にドライブレコーダーやETCアンテナを貼っても良いのか」についてですが、結論から言うと「車検(保安基準)のルール上は問題ないが、取り付け方法には注意が必要」です。
保安基準(車検)は基本的にクリアできる
フロントガラスに物を貼り付ける場合、日本の保安基準(道路運送車両法)では「フロントガラスの上縁から20%以内の範囲」または「ルームミラーの陰に隠れる範囲」に収めるよう厳格に定められています。 センターバイザー(黒い点々)がある場所はまさにフロントガラスの最上部付近であるため、このエリア内にドライブレコーダーやETCアンテナを収めれば、法的なルール(車検)は基本的にクリアできます。
注意点:吸盤タイプは剥がれやすい
車検の基準は満たしていても、物理的な「貼り付けやすさ」には罠があります。 セラミックドットの表面は塗料が焼き付けられているため、触るとわずかに凹凸(ザラザラ・ボコボコ)しています。そのため、吸盤タイプのドライブレコーダーを取り付けると隙間から空気が入り込み、すぐにポロリと落下してしまう可能性が非常に高いです。
【上手な取り付けのコツ】
- 両面テープタイプを選ぶ: 黒い点々部分に設置する場合は、吸盤ではなく、強力な車用両面テープで固定するタイプのブラケットを使用するのが推奨されます。
- 安全運転支援システムのカメラに注意: 近年の車(自動ブレーキなど)は、この黒い点々エリア付近にセンサーカメラを搭載しています。ドラレコがカメラの視界を遮らないよう、干渉しない位置を確認してから貼り付けましょう。
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